本日の給食
100点満点以上
・中華風青菜のごはん
・牛乳
・わかさぎのから揚げ
・手作りワンタンスープ
今日の給食は、いろいろな食材が入っていたので、
学校栄養士目線で見て、バランスのよい内容でした。
これにみかんや藻類が加われば、100点満点。
ところが、栄養士目線で100点でも、子どもたちに
とっては「ご飯に豆が……」「ご飯にえびが……」
「魚が苦い……」「スープに野菜が多すぎる……」
など、満足度を100点とすると、50点や70点の
気持ちの子どもたちも少なくないと思います。
子どもたちが好む給食を提供すれば、毎食満足の
点数をもらえるかもしれません。例えば、今日の
ご飯には豆やえびではなく焼き豚、魚のフライでは
なく鶏肉のから揚げ、のように。しかし、それでは
食育にならないのです。
毎日食べる給食は、記憶に刷り込まれています。
こんな給食が出ていたな、と大きくなって思い出す
ことがあったら、その「こんな」と思い苦労した
食材は、身体によい食べ物のはずです。給食って
なんで好きなものが出ないんだろう、と思うことが
あったら、それも忘れないでほしいと思います。
調理員さんも農家さんも、一生懸命に働いて作って
くれます。身体と記憶に残る、今は100点ではなく
ても年月が経つと得点アップする給食を目指します!
また作ってください*
・ごはん
・牛乳
・生揚げのすき煮
・ひじき入り卵焼き
・ツナみそサラダ
寒い冬は、煮物に限る! 具だくさんの煮物が
胃袋に入ると空腹が満たされ、じわじわと体温も
上がってきて、心も満たされ落ち着く感じがします。
つゆだくの煮物、具入りの卵焼き、さっぱりと
したサラダ、どれかにロックオンされると、
「〇〇がおいしかったです、また作ってください!」
という声が聞こえます。定番の味でほっとした、
ごはんが進んだ、初めて食べた味でもっとたべたい、
いろいろな理由があると思います。
作り手にはとてもうれしい「また作って」の声。
その声は、作ってよかったな、がんばってよかったな
に変換します。明日も明後日も、聞けるといいな^^
洋風給食
・アップルトースト
・牛乳
・彩の国シチュー
・コロコロピクルス
今日はブロッコリー、かぶ、人参、さつまいもの入った
シチューがメインの給食を提供しました。そうです、
埼玉県の得意な農産物は、洋食にも向いているのです。
ヨーロッパ野菜などに力を入れている農家さんもある
ようですが、変わった食べ物は少しハードルが高いと
いうご家庭も、普段野菜で十分おしゃれな食事を作る
ことができます。
給食のシチューは、カレールウと同じく小麦粉を
バターと油で炒めてルゥを作ります。野菜やきのこの
素材の味が引き立って、おいしく食べることができ
ます。料理を教えてくれるのは、料理本だけではない
です。「〇まったさんのクリームシチュー」という
児童書に、楽しく手作りルゥを作る様子が描かれて
います。本やスマホを手に取るように、料理をやって
みましょう!
食べやすい魚料理から始めよう
・ごはん
・牛乳
・魚のごまがらめ
・とん汁
・いそ香和え
予定ではじゃがいもをとん汁に入れる予定
でしたが、里芋で作りました。里芋のとろみ
(ムチンといいます)で保温性が高まり、ざらっと
した舌触りではなく、喉ごしのよいとん汁。
いつもより豪華に感じました。
メインのごまがらめの魚は、ネズミザメです。
片栗粉をまぶして揚げて、加熱したたれとごまを
絡めました。肉よりもパサつかず、ほどよい弾力で
やわらかく、幼稚部から高等部までとてもよく
食べていました。魚の良さもわかってくれた気が
しています。ご家庭でも、魚料理のレパートリーを
増やしましょう!
じゃがいもバーグ
・チャンポン麺
(中華めん)
・牛乳
・手作りゼリーフライ
・小松菜とわかめのサラダ
行田の名物「ゼリーフライ」は、じゃがいもとおからで
作った衣のないコロッケのようなもの。ゼリーフライの
クイズを出すと、ほぼ全問正解! 給食の定番メニューに
なっているようです。
チャンポン麺と言えど、麺はいつもの中華めんで提供
しました。つゆはラードベース、具は豚肉と魚介とたっぷり
野菜にしたので、雰囲気は出ていたかしら?
本場長崎のチャンポン麺、行田のゼリーフライを食べに
行けるようになりました。旅先を決めるのに、食べ物も
重要な要素ですね。旅行に行った際は、ぜひ現地の物を
食べて楽しんでください☆
ヘルシー
・ごはん
・牛乳
・手作りヘルシーバーグ
・ジャーマンポテト
・野菜スープ
今日のメインはハンバーグ。「ヘルシー」が付くと
どんなハンバーグをイメージするのかなと思い、ヘルシーの
イメージを尋ねてみました。
すると、「マラソン」「なわとび」「とりにく」「まめ」
「とうふ」「やさい」「原八分目」、いろいろと出てきました。
野菜の中でも、とりわけブロッコリーがロックオンされて
いました。生活に沿った言葉が出てきますね。
給食のヘルシーバーグは、豆腐が入ったものでした。
ハンバーグがさっぱりしているので、ソースはにんにくが
効いたパンチのある味付けにしました。中身を工夫する、
ソースを工夫する、料理はいろいろと楽しむ要素がある
ので、全部やろうとせず抽出してやると、嫌いにならずに
続くかなと思います。日本の四季を利用して、いろいろな
料理を楽しみましょう!
黄色いにんじん
・わかめごはん
・牛乳
・鶏肉とねぎの甘辛揚げ
・呉汁
・くるみ和え
今日は小学部1~4年生のマラソン大会でした。塩味の
きいたわかめごはんとから揚げを、がんばった末にと考えて
いましたが、今は彩の国月間だと思い直し、から揚げを
ねぎと一緒に絡めたメニューにしてみました。ご家庭では、
お子さんの好物で食卓をうめてください。
呉汁(ごじる)は、挽いた豆、根菜が入ったみそ汁です。
埼玉県北部に伝わる料理で、「子供の頃、大豆をすり鉢で
よくすったわ~」と言う先輩の声も、なかなか聞けない
今日この頃です。
呉汁の中の人参に、オレンジ色ではなく黄色い人参が
混ざっているのを目ざとく見つけた小学生。「幸せの黄色い
人参だよ!」と伝えると、一生懸命食べ始めましたが、
映画のタイトルのもじりとは気付かなかったと思います。
明日もラッキー人参が入っていますように!
使えるものを有効に
・ごはん
・牛乳
・いわしのごまみりん
・だいこんのあつあつ煮
・かき玉汁
・ヨーグルト
今週の給食は、和食で始まりました。一汁三菜の、白い
ごはんとの組み合わせは、落ち着きますね。
やっと大根が出回ってきました。今日の煮物は、大根と
鶏肉と根菜を一緒に煮て、みそ味で仕上げています。
大根をお米のとぎ汁で煮ると、柔らかくなることを知って
いますか?調理員さんの提案で、今朝、お米を洗った際の
とぎ汁を、大根の下茹で時に使用しました。とっても
柔らかい、みそ味の染みた煮物ができ上がりました。
廃棄をできるだけ少なくしよう、という働きは、SDGsの
観点でもありますが、ずっと昔からやっていたことです。
米のとぎ汁を土にまく、大根の根も葉も使う、根菜の
皮を炒め物の具に、柑橘類の皮を磨き粉に、、挙げると
きりがありません。よい行いは、つないでいきたいですね。
つみっこ
・ごはん
・牛乳
・たらのごまみそ焼き
・だいずのいそ煮
・つみっこ
今日は埼玉県北部の郷土料理、「つみっこ」を
提供しました。つみっこはいわゆるすいとんで、
日本各地に似たような小麦粉で作った団子が入った
汁物があります。つみっこの具材に、鶏肉、人参、
大根、蓮根、しめじ、ほうれん草などを使い、
しょうゆ味で仕上げました。小麦粉団子は調理員
さんの手作りです。
寒い一日だったので、つみっこ等の具だくさんの
汁物で暖をとれたら、胃袋も心もあたたまりますね。
冬の魚の代名詞のような鱈(たら)は、みそと
しょうゆと砂糖とすりごまを絡めて焼きました。
ごまは種実類で、小粒でも栄養価の高い食品です。
香ばしい香りが食欲をそそりますし、和食にも
中華にも使えるので、常備するとよい食材です。
吸収率の低いことが懸念されますが、「すりごま」や
「皮むきごま」はそのハードルを下げてくれます。
週末はごまを活躍させた料理を食べて、寒さに
負けない身体を作りましょう!
さといも
・ごはん
・牛乳
・里芋と生揚げのうま煮
・小いわしの狭山茶フライ
・ごま酢和え
今日は、里芋を使った煮物をメインにした和食の
給食でした。里芋は、埼玉県の出荷量が全国で一位の
作物で、古くから栽培されてきました。この煮物の
里芋は、本校の近くの農家さんが育ててくれたもの
です。
生の里芋の皮をむくと独特のぬめりがあり、皮膚に
触れるとかゆくなる人もいますが、このぬめりは
腸を元気にしてくれる成分がたくさんあります。
下処理がたいへんだからと食べるのを諦めると、損を
します!そこで、簡単皮むきの方法をお知らせします。
ある程度泥を洗ったら、端を切り落として水の中に
入れ、そのままゆで、沸騰したら火を止めて、触れる
温度になったら皮をはがすようにむくことができ、
かゆくもなりません。皮むき里芋を入手するのも、
生ごみが出ないのでよい案です。
寒さに負けない身体づくりに、睡眠(休息)と
運動は欠かせませんが、食事も三本柱の一つです。
先日の寄宿舎の学習会で、「腸を元気にすることが
免疫力を高める秘訣だよ」と伝えました。里芋を
食べて腸を元気にし、食べ物の吸収効率を上げたり
善玉菌を増やしたりしましょう!
手作りのよさ
・セルフコロッケバーガー
(セサミバーンズ・手作り
コロッケ・キャベツ)
・牛乳
・白菜スープ
・スパゲッティサラダ
今月の自分ではさむ給食は、ごま入りのパンに手作り
コロッケとキャベツをはさむ「コロッケバーガー」に
しました。しかも給食室でじゃが芋を洗うところから
作るコロッケとなれば、調理員さんたちは俄然張り切り
ます。今朝は寒い朝でしたが、厨房は朝から気合いの
熱気に満ちていました。
市販のコロッケは、輸送中に形が崩れないように衣を
厚くし、中身が崩れないように硬めに作っています。
給食室で作るコロッケは、厨房から教室までワゴンか
徒歩で運ぶため、製品を維持するための加工材は不要
です。一口かじった瞬間、外はカリッで中はふわっと
したコロッケに出会いたければ、作るしかないなと
しみじみと感じました。調理員さん、ありがとう!!
ひとひねり
・こりこりそぼろ丼
(麦ごはん)
・牛乳
・けんちん汁
・即席漬け
・秋のフルーツジュレ
鶏ひき肉を油で炒めて、砂糖と醤油で味をつける
そぼろごはんは、万人の知る食事の一つかなと思い
ます。そこで、今日の給食は普通のそぼろに「給食
らしさ」を加えてみました。
鶏ひき肉と一緒に野菜を刻んで入れたら、野菜が
苦手な人も気にせずに食べられ、野菜の摂取量も
増えるぞ! ついでに豆も一緒に刻んで入れたら、
たんぱく質も食物繊維もカルシウムも増えるぞ!
こんな風に、ストレートだけで押さずに変化球を
混ぜながらストライクを取りに行く給食を考えて
います。もちろん、目指すところは子どもたちの
「おいしい!」を出会いを通して幸せを増やし、
健康な食習慣を身に付けること。
届きますように!!
小江戸「川越」
・小江戸カレー
(麦ごはん)
・牛乳
・カシューナッツ入りサラダ
・みかん
県中央部に位置する小江戸「川越」は、ちょっとした
観光地になっていますね。今日は川越の名産とされている
さつま芋とほうれん草をカレーの具にして提供しました。
甘いさつま芋とカレーがなじむように、チャツネという
ジャムのようなスパイスを加えました。
いよいよ、冬を感じる空気になってきましたね。昨日、
寄宿舎で食育学習会がありましたが、そこで免疫力を
強くするためにはどういうものを食べたらよいか、と
いう質問がありました。毎日元気に過ごしたいのは
万人の願いだと思います。特にこれからは気温も湿度も
下がり、人間には辛い気候になりますが、発酵食品や
きのこや野菜を食べて腸を鍛え、魚介やナッツや果物を
食べてビタミンやミネラルや良質の脂を補充して
乗り越えましょう!
身体によいものを食べ、週末をお過ごしください。
冒険
・黒パン
・牛乳
・魚のマスタードソース
・白いんげん豆のスープ
・ミックスサラダ
今の学年も半ばを過ぎ、友だちや先生に慣れてきました。
そこに食欲の秋で気候もよい、とくれば食事の味がいつもと
違っても、前向きにとらえて挑戦したり完食できたりします。
今日はそんな子どもたちの内なる力を見たくて、自信につな
がると願い、大人っぽい味のソースを魚にかけてみました。
マスタードソースと言っても、生クリームが主体のソース。
そこにマスタードとレモン果汁が加わり、クリーミーなのに
さっぱりしているソースは、魚(あじ)のくさみを包み込ん
でくれました。甘めの黒パンにつけて食べてもおいしかった
そうです。
主菜には濃厚ソースをかけたので、副菜のスープとサラダ
は味も脂質も軽めにしました。味付けは共にシンプルな塩。
脂を抑えるために、脂質の少ない白いんげん豆を使った
スープ、脂質の少ない豚もも肉で作ったボンレスハムを
サラダにし、酢をきかせて提供しました。
楽しく冒険できているといいな、と願っています。
いいや(118)~、ではなく
・五目とじうどん
(地粉うどん)
・牛乳
・小魚入り松葉芋
・かみかみ和え
今日はいい歯(118)の日なので、6月の歯と口の
健康週間の復習も兼ねて、いい歯を保つためによくかむ
献立にしました。脂(油)がたっぷりあって、舌触りが
良い食べ物や柔らかい食べ物が「おいしい」のは間違い
ないです。「おいしい」食べ物がメディアやSNSでも
取り上げられ、話題になる昨今ですが、その「おいしい」
食べ物を食べすぎると、身体に必要な栄養素(ビタミンや
ミネラル)が吸収されにくくなったり、そもそも食べる
量が不足したりしがちです。「おいしい」を食べ過ぎる
ことが習慣化すると、病気につながるといっても言い過ぎ
ではありません。
一方、よくかんで食べる食べ物は、脂(油)が少ない
食べ物が多いです。食べ過ぎても、あごが疲れる以外の
被害がないのです。よくかんで食べるとよりおいしくなる
ように、調理員さんに念入りに切ってもらったさつま芋
と大根とキャベツ。お子さんに、今日の給食はどう
だった?と尋ねてみてください!
大粒納豆登場!
・ごはん【彩の国納豆】
・牛乳
・肉豆腐
・和風サラダ
・りんご
今年2回目の登場になったこの納豆は、やはり存在感が
あるようで、今日のコメント数も納豆に関するものが
多かったです。埼玉県産のだいずに納豆菌を混ぜると、
市販では見たこともない大粒の納豆ができ上がるそうです。
埼玉県のだいずと納豆菌は相性が良いのですかね。小粒
納豆を食べ慣れていると思いますが、ふるさと月間なので、
この納豆をお楽しみください。
豆腐料理がおいしい気候になってきました。ねぎや白菜
や茸などをたっぷり使って肉と共に煮ると、食べ盛りの
子どもたちも肉と一緒に野菜と豆腐も食べてくれるはずです。
たんぱく質:野菜やきのこ=1:2を目指しましょう!
秩父尽くし
・しゃくし菜とじゃこの炒飯
・牛乳
・みそポテト
・きのこスープ
今日は埼玉県の西部の秩父地方の特産物や名物を集めた
給食を提供しました。
しゃくし菜という作物をご存知ですか?チンゲンサイの
仲間で、葉がギザギザしており、そのままゆでて食べたり
漬け物に加工したりして食べます。今日は、じゃこと
炒り卵と豚挽き肉と一緒にチャーハンにしました。
高菜チャーハンをイメージしていただけると、近いです。
みそポテトは、秩父地方で昔から食べられている小重飯
(田畑仕事の合間に食べる軽食)の一つです。
揚げたじゃが芋に甘めのみそだれをかけて食べます。
今日は味付きご飯と組み合わせたので、少なめの
みそだれと絡めて提供しました。
きのこは山間部の産物の一つです。鶏肉と一緒に3種類の
きのこを入れたので、香りも高く、うま味もたっぷり
食物繊維もたっぷりのスープができあがりました。
かぶ(蕪)
・ココア揚げパン
(コッペパン)
・牛乳
・ポトフー
・ひじきのマリネ
久しぶりの揚げパンだったので、予想通り反響が大き
かったです。黒い口拭きや給食着を持ち帰っても許して
ください。
そんな中、「かぶ」に注目して感想をくれた小学生が
いました。かぶは、じゃが芋、キャベツ、人参、玉ねぎ
などを大きめに切った野菜と、鶏肉とフランクフルトを
コンソメ味で煮た洋風煮物のポトフの中に入れました。
漬物にしてもおいしいかぶ、実は埼玉県で生産量が
多い作物の一つです。白い根の部分も特徴のある食感と
風味ですが、葉も緑黄色野菜として栄養がとれるので、
ぜひ丸ごといただいてほしいです。今日のポトフに
ちらっと見える緑色の葉は、かぶの葉です。とても
きれいな肌のかぶの根を納めてくださったので、よく
洗い、皮をむかずに煮物に加えました。
柔らかい葉はおひたしに、茎の部分は刻んで炒って
ご飯のふりかけに、煮びたしや汁物の青み、みそ汁や
スープの具には根も葉も使えますね。旬の今を逃さず、
かぶの栄養を丸ごといただきましょう!
11月になりました
・ごはん
・牛乳
・さばの韓国風焼き
・手作り肉団子スープ
・こまつナムル
11月は、「彩の国ふるさと学校給食月間」です。
埼玉県産の作物がたくさんとれる時期なので、県内産の
作物や郷土料理を給食に取り入れています。ご自身の
育った土地は県外の保護者の方もいらっしゃると思い
ますが、これを機会に埼玉の食べ物を知ってください。
今日は、埼玉県が一番たくさん作っている葉物、
「小松菜」をナムルにしました。しゃきしゃきとした
歯ごたえの小松菜、発祥の地は東京と言われています
が、広い土地のある埼玉県で多く生産されるように
なりました。葉物野菜の中ではカルシウムを多く含み、
ビタミンAや食物繊維も豊富です。くせが少なく、
和え物、汁物の青み、ピラフや炒飯の青みなど、
和洋中どんな料理にも彩りと栄養を添えてくれます。
1把ゆでて小分けにして保存しておくと、さっと
使えますよ!
Helloween
・チキンライス
・牛乳
・じゃがベースープ
・ブロッコリーと大根のサラダ
・パンプキンマフィン
ハロウィンは、日本の昔からある行事ではありませんが、
イベントにあやかるのが上手な国民に定着しつつありますね。
ジャックオランタンを作る際にくりぬいた部分で作った、
かぼちゃのマフィンです!と言いたいところですが、
かぼちゃペーストを使って作りました。想像しているもの
よりも甘くない、かぼちゃの味とアーモンドの香りの
するマフィンだったと思います。
チキンライスはケチャップで作るかトマト缶で作るか、
話題になりました。給食のチキンライスは、トマトピューレ
をベースにしました。「家庭の味」がありそうな一品ですね。
下膳
・ごはん
・牛乳
・親子煮
・小いわしいそべフライ
・五色和え
給食を食べ終わると、子どもたちは食器や食缶を厨房に
返してくれます。私はたいてい、近くでその様子を見ており、
残り物を一緒に片付けたり、落ちそうな蓋を整頓したり
しています。
今日は主菜が煮物だったので、汁物に比べると食缶に
食べ物がへばり付いていました。その残渣を、とても丁寧に
残菜容器に入れてくれる生徒の姿を目にし、うれしい
気持ちになりました。のばら祭前日で慌しい空気の中、
彼の周りだけ静寂な空気に包まれていました。
時間がない、器具がうまく使えない、いろいろな状況は
ありますが、食べ物が出てくることが当たり前ではない
こと、作る人がいること、片付ける人がいることを日々
感じてほしいです。
*次の給食は10月31日(火)です
お月見その2
・栗ごはん
・牛乳
・鶏肉のねぎみそ焼き
・かき玉汁
・白和え
月を愛でたり豊作を祈り、十五夜をお祝いすることは
有名ですが、十三夜も祝うと縁起が良いとご存知ですか?
十三夜とは、お月見(十五夜)の次に美しいと言われる
旧暦9月14日~17日の月で、今年は金曜(27日・のばら祭
1日目)がそれにあたります。
「栗名月」「豆名月」などと言われる十三夜、豆の料理
はよく提供しているので、今回は栗をごはんに炊き込み
ました。魚や豆のおいしさは伝わりにくいですが、栗の
おいしさは伝わり、よく食べていました。もしくは、栗は
縄文時代から食べてきたとされる日本人のソウルフード
なのかもしれません。店頭には栗味の菓子が並んでいます
が、砂糖や香料が入っていない栗本来の味もお楽しみ
くださいね!
麺+あん
・あんかけ焼きそば
・牛乳
・大学芋
・ピリ辛もやし
とろみをつけた具をかける丼ものは、さっと食べたい
昼食に向いているかもしれません。今日は、ご飯+あん
ではなく、麺+あんにしてみました。
つゆの中を泳ぐ麺類は、麺をすすることを上手にでき
ない子どもには、食べるのにとても時間がかかる料理です。
でも、今日のようにあんに絡めながら食べられる麺は、
空気を吸わずにむしゃむしゃと食べられるので、食べ
易かったようです。葉物野菜をたっぷり入れて、エキス
ごと麺に絡めて食べている、そんな一品になりました。
廃棄するつゆも少ないので、環境への罪悪感も少ない
です。慌しい日の昼食に、麺+肉野菜炒めあん、お勧めです!
和食でスタート
・ごはん
・牛乳
・さばのごまみそ焼き
・野菜のうま煮
・だいこんのみそ汁
今日は、魚と煮物でしっかりとたんぱく質が摂れる
和食メニューでした。ごまみそがごはんと合っていた、
魚が口の中でとろけた、みそ汁がおいしかった、煮物が
おいしかった、いろいろな声が届けられ、食べている
様子を想像してあたたかい気持ちになりました。
年齢が上がるにつれて、魚よりも煮物を称賛する声が
多くなりました。魚が食卓に届くまでにもたくさんの
手がかかっていますが、煮物は朝から調理員さんが
洗って切って炒めて煮て、よそってくれた料理です。
すぐ近くにいる人に作ってもらえる幸せがわかる人に
なってほしいと思っています。
ふんわり甘い
・ツイストパン
・牛乳
・ポテトのミートソース和え
・アーモンドサラダ
・みかん
今年度初登場したツイストパンは、ふんわりしていて
やさしい甘さのパンです。昭和の味わいも漂う、主菜の
ポテトのミートソース和えとよく合い、付けながら食べて
いる様子もありました。
人気上昇中のアーモンドサラダは、今日の献立の中で
残食率が一番低かったです。おいしさの秘密は、細切り
アーモンドと手作り玉ねぎドレッシングです。
このドレッシングは、根強い人気があります。給食では
アーモンドサラダ、ビーンズサラダなどに使っています
が、生野菜に使ってももちろんおいしいです。のばら祭で
レシピを配布するので、ご家庭でも味わってみてください*
しっかり補充、たんぱく質
・ごはん
・牛乳
・かつおの野菜あんかけ
・昆布豆
・とん汁
マラソン大会の練習が始まっています。しっかりと走るには、
食事をしっかり食べてから臨むことが大切です。朝ごはんが
少なかったり、菓子パンだけだったりすると、持久力が保てず
すぐに疲れてしまい、記録が伸び悩むかもしれません。
走った後は、使ったエネルギー(炭水化物)と失った筋原線維
の補修(たんぱく質)と、それらを円滑に身体に取り込むために
働いてくれるビタミンとミネラルたちをしっかりと食べましょう。
疲れの回復が早まり、新しい筋肉もついて、記録も伸びると
思います。多くのスポーツ選手には、食事を管理してくれる
専門家がついていることが、食事とスポーツが密接なつながりが
ある証ですね。
今日の給食は、脂肪が少ない赤身魚と良質な脂質でできている
大豆が主なたんぱく質で、炭水化物に米と芋類、果物はありませんが
根菜と葉物野菜がたっぷりの組み合わせです。
肉を好む子どもが多いですが、お魚の方が身体によい素性の
脂質が多いため、たんぱく質を摂るためでも魚をお勧めします。
本番まで食事と睡眠に気を付けながら、練習に励んでください!
麺いろいろ
・ごはん
・牛乳
・ビーフン入り肉野菜炒め
・根菜ごまキムチ汁
・手作りプリン
汁物には練りごまやキムチが入り、はっきり且つこってり
した味付けだったので、主菜の炒め物はシンプルにしょうゆと
塩こしょうがメインの味付けにしました。細長い麺は、米粉で
できたビーフンです。
日本では、いろいろな麺類が楽しめます。うどん、そば、
素麺、ラーメン、焼きそば、パスタ、春雨、などなどです。
麺は、穀類の保存食として考えられたのが発端だそうですが、
小麦粉、そば粉、でん粉、米粉など、使う粉によって弾力や
喉ごしが変わりますね。麺を選ぶ際は気分や気候に合わせたり、
自力で作ってみたり、付け合わせの工夫を凝らしたりと、
いろいろな楽しみ方がある食材だと感じています。
フライドポテト
・きのこクリームスパゲッティ
・牛乳
・ナッツ入りフライドポテト
・スティックベジタブル
フライドポテトなのに細長いポテトじゃない!と言った子どもは、
いませんでした。どうして細切りじゃないの?と聞いてくれたら、
私は「この切り方の方が、じゃがいもの栄養と味が逃げないよ」
と答えていました。
きのこの絵を募集したら、人柄が現れるきのこの絵が集まりました。
大宮ろう生まれのきのこのキャラクター、誕生するかも!?
生揚げ料理
・ごはん
・牛乳
・生揚げのみそ煮
・和風サラダ
・なし
お豆腐を揚げて、周りが香ばしくなっている生揚げ。
厚揚げ、ともいいますね。煮ても煮崩れず、豆腐よりも
食べやすいので、給食ではよく煮物に使います。
とはいえ、ただ野菜や肉と一緒に煮ると、やはり豆腐の
仲間なので食べる頃には味がぼけてしまうことがあります。
給食は、家庭のようにできたらすぐに食べてもらうことが
できないので、少し工夫しています。給食では、生揚げの
煮物を作るとき、予めしょうゆと砂糖で煮て(下煮して)
おきます。すると、時間が経っても味がぼやけずに保て、
煮崩れも防げるのです!
ひと手間かけることでおいしく仕上がり、子どもたちに
食べてもらえるなら、と今日も調理員さんたちは作って
いました。下膳の際に手を合わせて挨拶してくれる姿に、
微笑んでいました*
地場産物
・親子丼
(麦ごはん)
・牛乳
・じゃがいものみそ汁
・塩昆布和え
近所で育てられた食べ物を買って食べることを、
「地産地消」といいます。生産者にとっては、梱包材や
輸送手段などが軽微になるので経費と手間が少なくなり、
消費者にとっては新鮮なうちに料理でき、双方に利点が
あります。欠点は、市場が狭くなることや種類が少ない
ことでしょうか。
今日は、みそ汁のじゃがいもは学校のすぐ近くの
農家さんの、親子丼の卵は県内の養鶏場のものです。
無人販売所や小売店内の地場産コーナーは、これから
いろいろな作物がにぎやかに並ぶと思います。里芋、
さつまいも、小松菜、ほうれん草、ねぎ、、 生の
作物から料理をすると時間がかかりますが、おいしい
ものを食べるには手間がかかるもの、と時に気合いを
入れて作りましょう!給食でも、いろいろな料理を
紹介していきたいと思います。
四川豆腐
・ごはん
・牛乳
・四川豆腐
・春雨サラダ
・りんご
今日は、麻婆豆腐よりも豆腐も野菜も大きく切る
四川豆腐がメインのおかずでした。味付けもみそと
しょうゆの違いがあり、山椒が入る四川豆腐は麻婆
豆腐よりすっきりと締まった味わいです。
四川豆腐も春雨サラダも、辛さを2段階に調節して
提供しています。幅広い年齢層の子どもたちが食べる、
本校の給食ならではの工夫です。
りんごがおいしい季節になってきました。「りんごが
赤くなると医者が青くなる」ということわざは、英国
由来だそうですが、それほどりんごが身体によい食品
ということです。りんごだけを食べていれば医者知らず
というわけではないので、ご注意を!
肉と魚
・ごはん
・牛乳
・豚肉の塩こうじ焼き
・切干し大根の含め煮
・石狩汁
久しぶりに、塊のお肉が主菜の給食でした。少し前に
流行った塩麹は、肉とも魚とも相性がよく、身をやわら
かくしてくれ、脂身の多い豚肉や青魚でもさっぱりした
後味で食べやすいです。肉や魚の重量の一割ほどの塩麹
と、 酒と砂糖を少し加えて漬け、焼いたり揚げたりして
作ります。野菜と和えてもおいしいので、常備調味料に
格上げしても無駄にはなりません!
メインが肉なので、副菜には魚を使いました。切干し
大根の煮物にはさつま揚げ、石狩汁には角切りの鮭が
入っています。一食の全てが肉、全てが魚、となるより、
肉と魚が入り混じっていた方が、味のバランスも栄養の
バランスも整います。この頃話題に上がることが多い魚
ですが、肉に比べると身体にやさしい成分であることは
間違いないです。骨に気を付けながら、いろいろな味や
料理方法で魚を食べましょう!
目を大切に
・食パン
【ブルーベリージャム】
・牛乳
・スペイン風卵焼き
・チキンスープ
・ビーンズサラダ
10月10日は、東京オリンピックの開会式を行った記念に
「体育の日」として国民の祝日でした。一方で日付の書き方を
工夫すると1(イチ)が眉毛、0(ゼロ)が瞳に見えるので、
「目の愛護デー」としての認識も広まってきました。
今日は、目の粘膜などを保護してくれるビタミンAが多い、
パセリと人参が入ったチキンスープを準備しました。また、
アントシアニン色素が豊富なブルーベリーをジャムとして
提供し、パンに塗って食べてもらいました。
食べる物に気を遣って栄養を補給しても、べらぼうな
使い方をしていては身体は壊れてしまいます。目を使う
時間が増えていますが、時間や姿勢に気を付けてくださいね。
かき揚げ
・肉うどん
(地粉うどん)
・牛乳
・手作りかき揚げ
・いそ香和え
朝晩は寒いくらいの陽気になりました。温かい麺類を
食べる機会も増えると思います。
うどん店やラーメン店で食べる際は、つゆの味が濃くて
塩分(ナトリウム)が多い場合がほとんどです。つゆまで
飲み干さないようにしましょう。
ご家庭で作る際も、つゆが濃くならないように気を付け
ましょう。今日の給食のうどんつゆは、生姜をたっぷり
入れて作りました。身体も温まり、塩分も控えられるので、
うどんつゆ+生姜は一石二鳥の組み合わせです。みりんを
多めに入れたのも、味の引き立て役になってもらうためです。
とどめは、かき揚げです。揚げ物があると、塩味が少なく
ても満足することができます。焼き餃子には酢醤油が必要
でも、揚げ餃子には不要だったりする感覚です。カリッと
揚がったかき揚げをうどんと一緒に食べることが、初めての
経験だった子どももいたようです。
よい連休をお過ごしください*
香るスパイス
・キーマカレー(麦ごはん)
・牛乳
・海藻サラダ
・みかんとアロエの
ヨーグルト
カレーはたいてい、某食品会社がスパイスをブレンドして
作ってくれた「カレー粉」を炒めてルゥを作りますが、今日の
カレーはその「カレー粉」に、香りのよい「オールスパイス」
「ナツメグ」「ローリエ」と、ヒリヒリ系の辛味スパイス
「ガラムマサラ」を加えて作りました。いつもより強めの
香りと辛味に、子どもたちは敏感に反応していました。
料理をおいしくするはずのスパイスですが、量も種類も
入れすぎると、香りや辛味などの刺激が強くなったり、香りの
喧嘩をしたりと、台無しにしてしまうこともあります。
スパイス使いに慣れるためには、日頃から使うことが一番です。
まず、スープや煮込み料理等に使える「ローリエ(ベイリーフ)」
から始めてみませんか?
自分で作る
・セルフフィッシュバーガー
(子供パン・魚のバーベキュー
ソース・キャベツ)
・牛乳
・コーンポテト
・野菜スープ
今日は、半分ほど切り込みの入ったパンに、魚とキャベツを
自分ではさんで食べる給食でした。食材という材料が用意され、
自分で作りながら食べるという作業は、子どもたちにとって
わくわくすることのようです。小学生から高校生まで、大きな
口を開けて自分で作ったバーガーをほおばっていました。
ご家庭のイベント食は、どのようなことをやっていますか?
かつて、いろいろな手巻き寿司の具を並べて、自分で巻く
「セルフ手巻きパーティー」の流行った時期がありました。
好きな外食店に行くのもよいですし。家族で一緒に過ごす
時間として、食事のひと時は心に残ります。イベント食の
「わが家の定番」、あるとよいですね。
たんぱく質と野菜・きのこの割合
・ごはん
・牛乳
・八宝菜
・にらまんじゅう
・わかめスープ
・ぶどう
今日は豚肉・いか・うずら卵が入った八宝菜がメインの
おかずでした。主菜が肉と野菜が混ざったものになると、
かたまりの肉が見えないので乏しいメニューに見えますが、
実は栄養満天です。
今日の八宝菜、たんぱく質(豚肉・いか・うずらの卵)に
対して、野菜ときのこ(玉ねぎ・人参・白菜・筍・青梗菜・
乾しいたけ)は2倍量入っています。炒めると野菜の水分が
出て、かさが少なくなりたくさん食べることができます。
肉野菜炒めを作るとき、200gの肉を買ったら、野菜を
400g入れて作ってみてください。野菜もたんぱく質も
しっかりととれる一品ができあがりますよ!
秋の空気に
・秋の香りごはん
・牛乳
・千草焼き
・根菜のみそ汁
日が短くなり、朝晩は過ごしやすくなり、湿度も下がって
きて、ようやく秋が来ることを実感できますね。給食も、
秋の食べ物「芋」と「きのこ」を入れたごはんで、10月を
スタートします。
さつま芋の甘さを引き立てるために、ごはんはしょうゆを
入れて、しょっぱくしています。一つの器の食べ物で甘さと
しょっぱさが交互にやってきて、止まりません。もち米を
少し入れて炊いたので、豪華感も出ます。
秋の味覚で好きなものを尋ねると、柿、梨、ぶどうなど、
果物が多かったです。ご家庭でも一日1度、ぜひ果物を
食べてください。身体の中も潤いますが、心も一緒に潤うに
違いないです。
十五夜
・子ぎつね寿司
・牛乳
・さといもと小魚のみそがらめ
・すまし汁
・うさぎりんご
今夜は中秋の名月、十五夜です。秋の豊作を願い、「芋名月」
とも言われるので、まだハシリですが、里芋を使った料理を
提供しました。
すまし汁のかまぼこは、うさぎをモチーフにしています。
魚肉を使った練り物は、意外と使い道が多く、たんぱく質の
補給にもなりますし、キャラクターものも出回っています。
魚の味に慣れるきっかけになるかもしれませんね。
日本では、月にうさぎの影が見えると言われているので、
月とうさぎがコラボレーションしますね。今日はりんごも
うさぎ型に切ってもらいました。外国では、月の模様を
お姫様に見立てたり、蟹に見立てたりしています。調べて
みるのも面白いですね。
経験値アップ
・ごはん
【味付けのり】
・牛乳
・海鮮豆腐
・焼き肉サラダ
今日は、さっぱり塩ラーメンのつゆにお豆腐が入った
ような煮物が主菜でした。えびといかとあさりを使い、
海の幸の旨味がたっぷりと出ていましたが、喫食率は
伸び悩みました。海鮮が原因かな、と思います。
家庭ではある程度、食卓に並ぶ料理や外食に行く店は
決まりがちだと思います。そこで、給食でも同じような
献立を出していると食の経験は増えないので、家庭では
冒険のようないろいろな料理を、給食でおいしく提供し
よう!と私は考えています。そして、「おいしい」を
増やして「幸せ!」も増やしてほしいのです。
これも試食会の際にお話しした内容の一つです。
賛同してくださる保護者さんがいて、ほっとしています。
いろんな食べ方を紹介したい
・ソイ丼(麦ごはん)
・牛乳
・だいこんのみそ汁
・ごぼうサラダ
ソイ丼は新宿の定食屋さんが発案したメニューと言われて
おり、大雑把に説明すると豚挽き肉と大豆を一緒に炒め、
甘めのカレーの味付けにしたものです。豆をかみしめて
食べると、うま味がどんどん口の中に広がるので、よく
かめるように豆を少し硬めにしています。「豆は得意では
ないけど、今日のはおいしい!」。そんな声が聞こえた
ので、作った私たちはガッツポーズ!
ソイ丼が肉肉しいので、ごぼうサラダにはツナ(魚)を
混ぜました。ご家庭ではマヨネーズだけで野菜を食べる
ことがあるかもしれませんが、給食でマヨネーズ味の
サラダが出る際は、必ず酢やこしょうを加えたり、醤油や
味噌を加えてから野菜と和えます。脂質が少ないマヨネーズ
が出回っているとはいえ、かけすぎにはご用心ください!
採りたてバジル
・黒パン
・牛乳
・魚のポテトバジルソース
・野菜と卵のスープ
・アーモンドサラダ
今日の主菜に乗っているバジルソースは、高等部の生徒が
校内で育てたバジルで作りました。給食で必要な600gが収穫
できるか不安そうでしたが、ある程度収穫してから計ったら、
「あと半分だ!採れるぞ。」と生徒も見通しが持て、更に
集中力が高まっていました。
家庭で育てた野菜などが食卓に上がると、何とも言えない
愛着がわきます。バジルやローズマリーやしそなどの香草
(ハーブ)は、毎日使うものではありませんが、買うと高い
です。でも、家庭菜園で育てていれば手軽に使え、料理の
幅も広がりますし、摘んで部屋にあるだけでも存在感を
示してくれます。ハーブは生命力の強いものが多いので、
育てやすいです。 家庭菜園でハーブ、始めませんか?
塩分を気にしましょう
・ごはん【手作りふりかけ】
・牛乳
・じゃがいものそぼろ煮
・くるみ和え
・なし
先日の給食試食会の際にも話題の一つにした、「塩分」の
お話をします。
病院の食事の味は薄いという話題を耳にしたことがあると
思います。病気の人たちが一同に生活する場である病院は、
健康を最優先した食事になっているため、塩分が少なく、
脂質と甘みを抑えた食事になっています。
濃い味付けは塩分が多く、塩分を構成するナトリウムを
多く体内に入れると、まずはとても喉が渇きます。味が濃い
ものを食べ続けると、血圧が高くなることが多いです。血圧が
高くなると、腎臓や心臓に負担がかかり、日常生活に支障が
でてきます。最近は血圧を下げる薬も発達しましたが、服薬を
気にする生活も、ストレスがかかりますよね。
濃い味に慣れてしまうと、薄い味だと物足りなく感じます。
そこで、給食も薄味でもおいしく食べられる工夫をして提供
しています。例えば、だしをしっかりとること、生姜やねぎ
等の香味野菜を使うこと、スパイスを利かせること等です。
味付けの他にも、汁物を減らして煮物を増やすこと、自分で
かけるドレッシングやソースではなく、給食室で和えたり
かけたりして提供することも、塩分を減らす工夫の一つです。
はっきりした味付けは、売れる商品につながります。でも、
身体に良いものは少ないです。スナック菓子の食べ過ぎ、
麺類の汁を全部飲む、ドレッシングやソースのかけすぎ、
見直すことができる食生活から改めていきましょう!
太鼓判
・ごはん
・牛乳
・さんまのかば焼き
・たぬき汁
・おかか和え
お子さんは、どんな味付けを好んで食べますか?
しょうゆ、塩、みそ、コンソメ、辛めの、トマト、
ハーブが効いたもの、今はラーメン1つとっても
いろいろな味があります。企業も、味を工夫して
売り上げが上昇するように、新しい味付けを開発
しています。
給食も、いろいろな味付けのものを提供して、
経験値をあげてほしい!と思い、オリンピック等の
祭典がある特は開催国の料理を取り入れたり、地方の
料理や伝統食を提供したりしています。
でも、今日のような「旬の魚を食べてほしい!」
時は、日本人にとっての王道の味、醤油と砂糖の
甘辛たれにします。誰でも安心しておいしく食べ
られるのが、今日のかば焼きの味付けだと思い、
旬のさんまに絡めて提供しました。狙い通り、子ども
たちの舌と胃袋、がっちりつかめたようでした。
ご家庭で料理の味付けに困った時は、王道に戻り、
しょうゆと砂糖の味で仕上げてください。照り焼き、
煮物、かば焼き、日本人のソウル味付けです!
細かくしました
・ビーンズカレー
(麦ごはん)
・牛乳
・手作り福神漬け
・フレッシュプルーン
わりとお豆の存在感がある献立を多く提供して
きましたが、今日は献立名に「ビーンズ(豆たち)」と
あるにもかかわらず、砕いて作ったカレーにしました。
子どもたちにとっては、丸い豆が入っているカレーよりも
粒々になっている方が食べやすかったと思います。
ビーンズの種類は、大豆とひよこ豆です。ご家庭で
作る際には、「大豆ミート」のような挽肉状になって
いるものを使うと、似た感じになると思います。
サラダ感覚の福神漬けは、試食会に足を運んでくだ
さった保護者の方々に好評でした。お漬物だと塩分が
強くて食べにくい子どもたちも、「野菜」と思って食べ
られます。
今の季節しか食べられない生プルーン、お手紙に
「皮をむかないで食べます」とお知らせしましたが、
がんばってむいた形跡がありました。次に食べる際は、
皮からがぶっとかじってみてくださいね!
連想ゲーム②
・上海焼きそば
・牛乳
・わかめスープ
・根菜ごまじゃこ
昨日に引き続き、想像力のお話です。
「上海焼きそば」と聞いて、どのような焼きそばを
想像しましたか?普通のソース焼きそばとは違いそうだな、
と思ってくれていたらうれしいです。
上海(シャンハイ)は中国の都市で、名前に「海」が
入っているところからも想像できますが、海鮮料理が
有名です。食事から、社会科の勉強につながる部分は
たくさんあります。野菜や果物の産地から、その土地の
気候が想像できるし、伝統食は文化や産業と結びつく
ことがあります。
いろいろな角度から食事を切り取り、関連付けてみて
ください。作る楽しみや食べる楽しみが増えること
間違いなしです!
連想ゲーム
・ごはん
・牛乳
・ポパイの卵焼き
・五目きんぴら
・根菜ごま汁
ポパイというキャラクターをご存知でしょうか。
危機にさらされた人を助けるときに、ほうれん草を
食べて筋肉隆々になり、活躍するヒーローがポパイです。
今日は、鉄分が多いほうれん草とひじきを卵焼きの
具にしたので、「ポパイの卵焼き」という献立名に
決めました。献立表を見て、どんなメニューか、
想像できていますか?想像力を膨らませるような、
楽しみになるような名前を考えるようにしています。
根菜ごま汁は、とん汁の具のような野菜と芋で
作り、ごま油を加えています。「とん(豚)」が入ら
なくても、いい香りが食欲をそそります。味変は、
辛味調味料だけでなく、香りのよい調味料でもでき
ますね。
野菜たっぷり
・ごはん
・牛乳
・回鍋肉
・豆腐ナゲット
・青菜ときのこのスープ
今日の主菜は、野菜もたっぷり食べられて、ごはんも
しっかり食べられるホイコーローでした。食材の高騰が
落ち着きませんが、野菜は肉や魚などのたんぱく質と
比べると、そもそもの単価は低いです。「野菜が高いから
買わない」とはならないように、特売日などを有効利用して
食べる量を減らさないようにしてください。
回鍋肉は、甜面醤という甘いみそがメインの味付けです。
みそという調味料は、味にこくがあり、しょうゆや塩と
比べると塩分量が少ないです。隠し味にみそを入れたり、
味噌をメインの味付けにすると、塩分を上手に削減できると
思います。
また、調味料からそろえて作るのは腰が重い、という方、
便利な合わせ調味料がいろいろと出回っており、野菜や肉を
加えると本格的な料理ができ上がるようになっています。
これを使わない手はありません!光熱水費がかかっても、
買うより外食より、家で材料から作る食事が一番安上がり
です。何より、野菜も肉も、家で作る方がたっぷり食べる
ことができます。
三連休、一日三食の食事で栄養のバランスが整うように、
行動プランと一緒に料理プランも立ててみましょう!
パン
・はちみつパン
・牛乳
・タンドリーチキン
・ミネストローネ
・海藻サラダ
今日は、久しぶりの加工していないパンで、ふんわり香る
はちみつが入っている甘めのパンでした。子どもたちに
アンケートをとったところ、コロッケパンやカレーパンなどの
総菜パンより、食パンなどのシンプルなパンをよく食べる
様子です。給食のパンは、県内小麦を使った素朴なものが多い
ので、子どもたちの舌に合っているようですね。今日は、
パンにまつわる感想が一番多かったです。
1学期は残りが多かった野菜中心の副菜、サラダや和え物、
スープや煮物でしたが、夏休み明けから残りが減っています。
副菜をどれだけしっかり食べられるかは、健康寿命を延ばす
コツの一つです。給食で提供されている量は、しっかりと
食べられるとよいですね。
本格パスタに近付くには
・海の幸スパゲッティ
・牛乳
・かぼちゃ入り卵焼き
・野菜スープ
・ぶどう
今日のパスタは、ご覧の通りトマト味です。トマトにも
かつおだし同様のグルタミン酸といううま味成分があるので、
日本人に受け入れられる味付けです。今日はトマト缶と、
干しトマトを使いました。市販のパスタソースは、混ぜる
だけでおいしく仕上がるようにいろいろな調味料が加わって
います。素材を集めて短時間で作る給食は、あっさりした
ソースになってしまうので、干しトマトや魚介の旨味を
使ってコクを出し、本格味に近づけています。
年度当初はナポリタン等、皆になじみのあるパスタに
しましたが、学級にも慣れてきたこの頃、少しハードルを
上げてみました。魚介の味付けに慣れていないけど、空腹と
教室の雰囲気で食べられたお子さんもいました。
食べられるものが増えることは、自信になります。給食で
初めて出会う味付けや食べ物もあるかもしれませんね。
人生も初めてのことだらけで、これまでの経験の積み重ねに
より先を予測をし、自分の感情を調節し、能力を発揮して
いきます。食べ物との対面も、人生と重なるところがあると
感じています。給食をステップアップにつなげてくださいね!
今日のぶどうは、「ながのパープル」でした。