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本日の給食

100点満点以上

*11月30日(木)の給食*

 

・中華風青菜のごはん

・牛乳

・わかさぎのから揚げ

・手作りワンタンスープ

 

  今日の給食は、いろいろな食材が入っていたので、

学校栄養士目線で見て、バランスのよい内容でした。

これにみかんや藻類が加われば、100点満点。

 ところが、栄養士目線で100点でも、子どもたちに

とっては「ご飯に豆が……」「ご飯にえびが……」

「魚が苦い……」「スープに野菜が多すぎる……」

など、満足度を100点とすると、50点や70点の

気持ちの子どもたちも少なくないと思います。

 子どもたちが好む給食を提供すれば、毎食満足の

点数をもらえるかもしれません。例えば、今日の

ご飯には豆やえびではなく焼き豚、魚のフライでは

なく鶏肉のから揚げ、のように。しかし、それでは

食育にならないのです。

 毎日食べる給食は、記憶に刷り込まれています。

こんな給食が出ていたな、と大きくなって思い出す

ことがあったら、その「こんな」と思い苦労した

食材は、身体によい食べ物のはずです。給食って

なんで好きなものが出ないんだろう、と思うことが

あったら、それも忘れないでほしいと思います。

調理員さんも農家さんも、一生懸命に働いて作って

くれます。身体と記憶に残る、今は100点ではなく

ても年月が経つと得点アップする給食を目指します!

 

 

また作ってください*

*11月29日(水)の給食*

・ごはん

・牛乳

・生揚げのすき煮

・ひじき入り卵焼き

・ツナみそサラダ

 

 寒い冬は、煮物に限る! 具だくさんの煮物が

胃袋に入ると空腹が満たされ、じわじわと体温も

上がってきて、心も満たされ落ち着く感じがします。

 つゆだくの煮物、具入りの卵焼き、さっぱりと

したサラダ、どれかにロックオンされると、

「〇〇がおいしかったです、また作ってください!」

という声が聞こえます。定番の味でほっとした、

ごはんが進んだ、初めて食べた味でもっとたべたい、

いろいろな理由があると思います。

 作り手にはとてもうれしい「また作って」の声。

その声は、作ってよかったな、がんばってよかったな

に変換します。明日も明後日も、聞けるといいな^^

 

洋風給食

*11月28日(火)の給食*

 

・アップルトースト

・牛乳

・彩の国シチュー

・コロコロピクルス

 

  今日はブロッコリー、かぶ、人参、さつまいもの入った

シチューがメインの給食を提供しました。そうです、

埼玉県の得意な農産物は、洋食にも向いているのです。

ヨーロッパ野菜などに力を入れている農家さんもある

ようですが、変わった食べ物は少しハードルが高いと

いうご家庭も、普段野菜で十分おしゃれな食事を作る

ことができます。

 給食のシチューは、カレールウと同じく小麦粉を

バターと油で炒めてルゥを作ります。野菜やきのこの

素材の味が引き立って、おいしく食べることができ

ます。料理を教えてくれるのは、料理本だけではない

です。「〇まったさんのクリームシチュー」という

児童書に、楽しく手作りルゥを作る様子が描かれて

います。本やスマホを手に取るように、料理をやって

みましょう!

 

食べやすい魚料理から始めよう

*11月27日(月)の給食*

・ごはん

・牛乳

・魚のごまがらめ

・とん汁

・いそ香和え

 

  予定ではじゃがいもをとん汁に入れる予定

でしたが、里芋で作りました。里芋のとろみ

(ムチンといいます)で保温性が高まり、ざらっと

した舌触りではなく、喉ごしのよいとん汁。

いつもより豪華に感じました。

 メインのごまがらめの魚は、ネズミザメです。

片栗粉をまぶして揚げて、加熱したたれとごまを

絡めました。肉よりもパサつかず、ほどよい弾力で

やわらかく、幼稚部から高等部までとてもよく

食べていました。魚の良さもわかってくれた気が

しています。ご家庭でも、魚料理のレパートリーを

増やしましょう!

 

じゃがいもバーグ

*11月24日(金)の給食*

・チャンポン麺

  (中華めん)

・牛乳

・手作りゼリーフライ

・小松菜とわかめのサラダ

 

  行田の名物「ゼリーフライ」は、じゃがいもとおからで

作った衣のないコロッケのようなもの。ゼリーフライの

クイズを出すと、ほぼ全問正解! 給食の定番メニューに

なっているようです。

 チャンポン麺と言えど、麺はいつもの中華めんで提供

しました。つゆはラードベース、具は豚肉と魚介とたっぷり

野菜にしたので、雰囲気は出ていたかしら?

 本場長崎のチャンポン麺、行田のゼリーフライを食べに

行けるようになりました。旅先を決めるのに、食べ物も

重要な要素ですね。旅行に行った際は、ぜひ現地の物を

食べて楽しんでください☆

 

ヘルシー

*11月22日(水)の給食*

・ごはん

・牛乳

・手作りヘルシーバーグ

・ジャーマンポテト

・野菜スープ

 

  今日のメインはハンバーグ。「ヘルシー」が付くと

どんなハンバーグをイメージするのかなと思い、ヘルシーの

イメージを尋ねてみました。

 すると、「マラソン」「なわとび」「とりにく」「まめ」

「とうふ」「やさい」「原八分目」、いろいろと出てきました。

野菜の中でも、とりわけブロッコリーがロックオンされて

いました。生活に沿った言葉が出てきますね。

 給食のヘルシーバーグは、豆腐が入ったものでした。

ハンバーグがさっぱりしているので、ソースはにんにくが

効いたパンチのある味付けにしました。中身を工夫する、

ソースを工夫する、料理はいろいろと楽しむ要素がある

ので、全部やろうとせず抽出してやると、嫌いにならずに

続くかなと思います。日本の四季を利用して、いろいろな

料理を楽しみましょう!

 

黄色いにんじん

*11月21日(火)の給食*

・わかめごはん

・牛乳

・鶏肉とねぎの甘辛揚げ

・呉汁

・くるみ和え

 

  今日は小学部1~4年生のマラソン大会でした。塩味の

きいたわかめごはんとから揚げを、がんばった末にと考えて

いましたが、今は彩の国月間だと思い直し、から揚げを

ねぎと一緒に絡めたメニューにしてみました。ご家庭では、

お子さんの好物で食卓をうめてください。

 呉汁(ごじる)は、挽いた豆、根菜が入ったみそ汁です。

埼玉県北部に伝わる料理で、「子供の頃、大豆をすり鉢で

よくすったわ~」と言う先輩の声も、なかなか聞けない

今日この頃です。

 呉汁の中の人参に、オレンジ色ではなく黄色い人参が

混ざっているのを目ざとく見つけた小学生。「幸せの黄色い

人参だよ!」と伝えると、一生懸命食べ始めましたが、

映画のタイトルのもじりとは気付かなかったと思います。

明日もラッキー人参が入っていますように!

 

使えるものを有効に

*11月20日(月)の給食*

・ごはん

・牛乳

・いわしのごまみりん

・だいこんのあつあつ煮

・かき玉汁

・ヨーグルト

 

 今週の給食は、和食で始まりました。一汁三菜の、白い

ごはんとの組み合わせは、落ち着きますね。

 やっと大根が出回ってきました。今日の煮物は、大根と

鶏肉と根菜を一緒に煮て、みそ味で仕上げています。

大根をお米のとぎ汁で煮ると、柔らかくなることを知って

いますか?調理員さんの提案で、今朝、お米を洗った際の

とぎ汁を、大根の下茹で時に使用しました。とっても

柔らかい、みそ味の染みた煮物ができ上がりました。

 廃棄をできるだけ少なくしよう、という働きは、SDGsの

観点でもありますが、ずっと昔からやっていたことです。

米のとぎ汁を土にまく、大根の根も葉も使う、根菜の

皮を炒め物の具に、柑橘類の皮を磨き粉に、、挙げると

きりがありません。よい行いは、つないでいきたいですね。

 

つみっこ

*11月17日(金)の給食*

・ごはん

・牛乳

・たらのごまみそ焼き

・だいずのいそ煮

・つみっこ

 
 今日は埼玉県北部の郷土料理、「つみっこ」を

提供しました。つみっこはいわゆるすいとんで、

日本各地に似たような小麦粉で作った団子が入った

汁物があります。つみっこの具材に、鶏肉、人参、

大根、蓮根、しめじ、ほうれん草などを使い、

しょうゆ味で仕上げました。小麦粉団子は調理員

さんの手作りです。

寒い一日だったので、つみっこ等の具だくさんの

汁物で暖をとれたら、胃袋も心もあたたまりますね。

 冬の魚の代名詞のような鱈(たら)は、みそと

しょうゆと砂糖とすりごまを絡めて焼きました。

ごまは種実類で、小粒でも栄養価の高い食品です。

香ばしい香りが食欲をそそりますし、和食にも

中華にも使えるので、常備するとよい食材です。

吸収率の低いことが懸念されますが、「すりごま」や

「皮むきごま」はそのハードルを下げてくれます。

週末はごまを活躍させた料理を食べて、寒さに

負けない身体を作りましょう!

 

さといも

*11月16日(木)の給食*

・ごはん

・牛乳

・里芋と生揚げのうま煮

・小いわしの狭山茶フライ

・ごま酢和え

 

 今日は、里芋を使った煮物をメインにした和食の

 給食でした。里芋は、埼玉県の出荷量が全国で一位の

作物で、古くから栽培されてきました。この煮物の

里芋は、本校の近くの農家さんが育ててくれたもの

です。

 生の里芋の皮をむくと独特のぬめりがあり、皮膚に

触れるとかゆくなる人もいますが、このぬめりは

腸を元気にしてくれる成分がたくさんあります。

下処理がたいへんだからと食べるのを諦めると、損を

します!そこで、簡単皮むきの方法をお知らせします。

 ある程度泥を洗ったら、端を切り落として水の中に

入れ、そのままゆで、沸騰したら火を止めて、触れる

温度になったら皮をはがすようにむくことができ、

かゆくもなりません。皮むき里芋を入手するのも、

生ごみが出ないのでよい案です。

 寒さに負けない身体づくりに、睡眠(休息)と

運動は欠かせませんが、食事も三本柱の一つです。

先日の寄宿舎の学習会で、「腸を元気にすることが

免疫力を高める秘訣だよ」と伝えました。里芋を

食べて腸を元気にし、食べ物の吸収効率を上げたり

善玉菌を増やしたりしましょう!

手作りのよさ

*11月15日(水)の給食*

・セルフコロッケバーガー

 (セサミバーンズ・手作り

    コロッケ・キャベツ)

・牛乳

・白菜スープ

・スパゲッティサラダ

 

 今月の自分ではさむ給食は、ごま入りのパンに手作り

コロッケとキャベツをはさむ「コロッケバーガー」に

 しました。しかも給食室でじゃが芋を洗うところから

作るコロッケとなれば、調理員さんたちは俄然張り切り

ます。今朝は寒い朝でしたが、厨房は朝から気合いの

熱気に満ちていました。

コロッケの中身を成形中!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 市販のコロッケは、輸送中に形が崩れないように衣を

厚くし、中身が崩れないように硬めに作っています。

給食室で作るコロッケは、厨房から教室までワゴンか

徒歩で運ぶため、製品を維持するための加工材は不要

です。一口かじった瞬間、外はカリッで中はふわっと

したコロッケに出会いたければ、作るしかないなと

しみじみと感じました。調理員さん、ありがとう!!

 

 

ひとひねり

*11月13日(月)の給食*

・こりこりそぼろ丼

 (麦ごはん)

・牛乳

・けんちん汁

・即席漬け

・秋のフルーツジュレ

 

  鶏ひき肉を油で炒めて、砂糖と醤油で味をつける

そぼろごはんは、万人の知る食事の一つかなと思い

ます。そこで、今日の給食は普通のそぼろに「給食

らしさ」を加えてみました。

 鶏ひき肉と一緒に野菜を刻んで入れたら、野菜が

苦手な人も気にせずに食べられ、野菜の摂取量も

増えるぞ! ついでに豆も一緒に刻んで入れたら、

たんぱく質も食物繊維もカルシウムも増えるぞ!

こんな風に、ストレートだけで押さずに変化球を

混ぜながらストライクを取りに行く給食を考えて

います。もちろん、目指すところは子どもたちの

「おいしい!」を出会いを通して幸せを増やし、

健康な食習慣を身に付けること。

 届きますように!!

 

小江戸「川越」

*11月10日(金)の給食*

・小江戸カレー

  (麦ごはん)

・牛乳

・カシューナッツ入りサラダ

・みかん

 

  県中央部に位置する小江戸「川越」は、ちょっとした

観光地になっていますね。今日は川越の名産とされている

さつま芋とほうれん草をカレーの具にして提供しました。

甘いさつま芋とカレーがなじむように、チャツネという

ジャムのようなスパイスを加えました。

 いよいよ、冬を感じる空気になってきましたね。昨日、

寄宿舎で食育学習会がありましたが、そこで免疫力を

強くするためにはどういうものを食べたらよいか、と

いう質問がありました。毎日元気に過ごしたいのは

万人の願いだと思います。特にこれからは気温も湿度も

下がり、人間には辛い気候になりますが、発酵食品や

きのこや野菜を食べて腸を鍛え、魚介やナッツや果物を

食べてビタミンやミネラルや良質の脂を補充して

乗り越えましょう!

 身体によいものを食べ、週末をお過ごしください。

 

冒険

*11月9日(木)の給食*

・黒パン

・牛乳

・魚のマスタードソース

・白いんげん豆のスープ

・ミックスサラダ

 

  今の学年も半ばを過ぎ、友だちや先生に慣れてきました。

そこに食欲の秋で気候もよい、とくれば食事の味がいつもと

違っても、前向きにとらえて挑戦したり完食できたりします。

今日はそんな子どもたちの内なる力を見たくて、自信につな

がると願い、大人っぽい味のソースを魚にかけてみました。

 マスタードソースと言っても、生クリームが主体のソース。

そこにマスタードとレモン果汁が加わり、クリーミーなのに

さっぱりしているソースは、魚(あじ)のくさみを包み込ん

でくれました。甘めの黒パンにつけて食べてもおいしかった

そうです。

 主菜には濃厚ソースをかけたので、副菜のスープとサラダ

は味も脂質も軽めにしました。味付けは共にシンプルな塩。

脂を抑えるために、脂質の少ない白いんげん豆を使った

スープ、脂質の少ない豚もも肉で作ったボンレスハムを

サラダにし、酢をきかせて提供しました。

 楽しく冒険できているといいな、と願っています。

 

 

いいや(118)~、ではなく

*11月8日(水)の給食*

・五目とじうどん

  (地粉うどん)

・牛乳

・小魚入り松葉芋

・かみかみ和え

 

  今日はいい歯(118)の日なので、6月の歯と口の

健康週間の復習も兼ねて、いい歯を保つためによくかむ

献立にしました。脂(油)がたっぷりあって、舌触りが

良い食べ物や柔らかい食べ物が「おいしい」のは間違い

ないです。「おいしい」食べ物がメディアやSNSでも

取り上げられ、話題になる昨今ですが、その「おいしい」

食べ物を食べすぎると、身体に必要な栄養素(ビタミンや

ミネラル)が吸収されにくくなったり、そもそも食べる

量が不足したりしがちです。「おいしい」を食べ過ぎる

ことが習慣化すると、病気につながるといっても言い過ぎ

ではありません。

 一方、よくかんで食べる食べ物は、脂(油)が少ない

食べ物が多いです。食べ過ぎても、あごが疲れる以外の

被害がないのです。よくかんで食べるとよりおいしくなる

ように、調理員さんに念入りに切ってもらったさつま芋

と大根とキャベツ。お子さんに、今日の給食はどう

だった?と尋ねてみてください!

 

大粒納豆登場!

*11月7日(火)の給食*

・ごはん【彩の国納豆】

・牛乳

・肉豆腐

・和風サラダ

・りんご

 

 今年2回目の登場になったこの納豆は、やはり存在感が

あるようで、今日のコメント数も納豆に関するものが

多かったです。埼玉県産のだいずに納豆菌を混ぜると、

市販では見たこともない大粒の納豆ができ上がるそうです。

埼玉県のだいずと納豆菌は相性が良いのですかね。小粒

納豆を食べ慣れていると思いますが、ふるさと月間なので、

この納豆をお楽しみください。

 豆腐料理がおいしい気候になってきました。ねぎや白菜

や茸などをたっぷり使って肉と共に煮ると、食べ盛りの

子どもたちも肉と一緒に野菜と豆腐も食べてくれるはずです。

たんぱく質:野菜やきのこ=1:2を目指しましょう!

 

 

秩父尽くし

*11月6日(月)の給食*

 

・しゃくし菜とじゃこの炒飯

・牛乳

・みそポテト

・きのこスープ

 

 今日は埼玉県の西部の秩父地方の特産物や名物を集めた

給食を提供しました。

 しゃくし菜という作物をご存知ですか?チンゲンサイの

仲間で、葉がギザギザしており、そのままゆでて食べたり

漬け物に加工したりして食べます。今日は、じゃこと

炒り卵と豚挽き肉と一緒にチャーハンにしました。

高菜チャーハンをイメージしていただけると、近いです。

 みそポテトは、秩父地方で昔から食べられている小重飯

(田畑仕事の合間に食べる軽食)の一つです。

揚げたじゃが芋に甘めのみそだれをかけて食べます。

今日は味付きご飯と組み合わせたので、少なめの

みそだれと絡めて提供しました。

 きのこは山間部の産物の一つです。鶏肉と一緒に3種類の

きのこを入れたので、香りも高く、うま味もたっぷり

食物繊維もたっぷりのスープができあがりました。

 

 

かぶ(蕪)

*11月2日(木)の給食*

・ココア揚げパン

  (コッペパン)

・牛乳

・ポトフー

・ひじきのマリネ

 

 久しぶりの揚げパンだったので、予想通り反響が大き

かったです。黒い口拭きや給食着を持ち帰っても許して

ください。

 そんな中、「かぶ」に注目して感想をくれた小学生が

いました。かぶは、じゃが芋、キャベツ、人参、玉ねぎ

などを大きめに切った野菜と、鶏肉とフランクフルトを

コンソメ味で煮た洋風煮物のポトフの中に入れました。

 漬物にしてもおいしいかぶ、実は埼玉県で生産量が

多い作物の一つです。白い根の部分も特徴のある食感と

風味ですが、葉も緑黄色野菜として栄養がとれるので、

ぜひ丸ごといただいてほしいです。今日のポトフに

ちらっと見える緑色の葉は、かぶの葉です。とても

きれいな肌のかぶの根を納めてくださったので、よく

洗い、皮をむかずに煮物に加えました。

 柔らかい葉はおひたしに、茎の部分は刻んで炒って

ご飯のふりかけに、煮びたしや汁物の青み、みそ汁や

スープの具には根も葉も使えますね。旬の今を逃さず、

かぶの栄養を丸ごといただきましょう! 

 

11月になりました

*11月1日(水)の給食*

・ごはん

・牛乳

・さばの韓国風焼き

・手作り肉団子スープ

・こまつナムル

 

  11月は、「彩の国ふるさと学校給食月間」です。

埼玉県産の作物がたくさんとれる時期なので、県内産の

作物や郷土料理を給食に取り入れています。ご自身の

育った土地は県外の保護者の方もいらっしゃると思い

ますが、これを機会に埼玉の食べ物を知ってください。

 今日は、埼玉県が一番たくさん作っている葉物、

「小松菜」をナムルにしました。しゃきしゃきとした

歯ごたえの小松菜、発祥の地は東京と言われています

が、広い土地のある埼玉県で多く生産されるように

なりました。葉物野菜の中ではカルシウムを多く含み、

ビタミンAや食物繊維も豊富です。くせが少なく、

和え物、汁物の青み、ピラフや炒飯の青みなど、

和洋中どんな料理にも彩りと栄養を添えてくれます。

1把ゆでて小分けにして保存しておくと、さっと

使えますよ!

 

 

Helloween

*10月31日(火)の給食*

・チキンライス

・牛乳

・じゃがベースープ

・ブロッコリーと大根のサラダ

・パンプキンマフィン

 

 ハロウィンは、日本の昔からある行事ではありませんが、

イベントにあやかるのが上手な国民に定着しつつありますね。

ジャックオランタンを作る際にくりぬいた部分で作った、

かぼちゃのマフィンです!と言いたいところですが、

かぼちゃペーストを使って作りました。想像しているもの

よりも甘くない、かぼちゃの味とアーモンドの香りの

するマフィンだったと思います。

 チキンライスはケチャップで作るかトマト缶で作るか、

話題になりました。給食のチキンライスは、トマトピューレ

をベースにしました。「家庭の味」がありそうな一品ですね。

 

下膳

*10月26日(木)の給食*

・ごはん

・牛乳

・親子煮

・小いわしいそべフライ

・五色和え

 

  給食を食べ終わると、子どもたちは食器や食缶を厨房に

返してくれます。私はたいてい、近くでその様子を見ており、

残り物を一緒に片付けたり、落ちそうな蓋を整頓したり

しています。

 今日は主菜が煮物だったので、汁物に比べると食缶に

食べ物がへばり付いていました。その残渣を、とても丁寧に

残菜容器に入れてくれる生徒の姿を目にし、うれしい

気持ちになりました。のばら祭前日で慌しい空気の中、

彼の周りだけ静寂な空気に包まれていました。

 時間がない、器具がうまく使えない、いろいろな状況は

ありますが、食べ物が出てくることが当たり前ではない

こと、作る人がいること、片付ける人がいることを日々

感じてほしいです。

 *次の給食は10月31日(火)です

お月見その2

*10月25日(水)の給食*

・栗ごはん

・牛乳

・鶏肉のねぎみそ焼き

・かき玉汁

・白和え

 

 月を愛でたり豊作を祈り、十五夜をお祝いすることは

有名ですが、十三夜も祝うと縁起が良いとご存知ですか?

十三夜とは、お月見(十五夜)の次に美しいと言われる

旧暦9月14日~17日の月で、今年は金曜(27日・のばら祭

1日目)がそれにあたります。

 「栗名月」「豆名月」などと言われる十三夜、豆の料理

はよく提供しているので、今回は栗をごはんに炊き込み

ました。魚や豆のおいしさは伝わりにくいですが、栗の

おいしさは伝わり、よく食べていました。もしくは、栗は

縄文時代から食べてきたとされる日本人のソウルフード

なのかもしれません。店頭には栗味の菓子が並んでいます

が、砂糖や香料が入っていない栗本来の味もお楽しみ

くださいね!

 

麺+あん

*10月24日(火)の給食*

 

・あんかけ焼きそば

・牛乳

・大学芋

・ピリ辛もやし

 

 とろみをつけた具をかける丼ものは、さっと食べたい

昼食に向いているかもしれません。今日は、ご飯+あん

ではなく、麺+あんにしてみました。

 つゆの中を泳ぐ麺類は、麺をすすることを上手にでき

ない子どもには、食べるのにとても時間がかかる料理です。

でも、今日のようにあんに絡めながら食べられる麺は、

空気を吸わずにむしゃむしゃと食べられるので、食べ

易かったようです。葉物野菜をたっぷり入れて、エキス

ごと麺に絡めて食べている、そんな一品になりました。

 廃棄するつゆも少ないので、環境への罪悪感も少ない

です。慌しい日の昼食に、麺+肉野菜炒めあん、お勧めです!

 

和食でスタート

*10月23日(月)の給食*

・ごはん

・牛乳

・さばのごまみそ焼き

・野菜のうま煮

・だいこんのみそ汁

 

 今日は、魚と煮物でしっかりとたんぱく質が摂れる

和食メニューでした。ごまみそがごはんと合っていた、

魚が口の中でとろけた、みそ汁がおいしかった、煮物が

おいしかった、いろいろな声が届けられ、食べている

様子を想像してあたたかい気持ちになりました。

年齢が上がるにつれて、魚よりも煮物を称賛する声が

多くなりました。魚が食卓に届くまでにもたくさんの

手がかかっていますが、煮物は朝から調理員さんが

洗って切って炒めて煮て、よそってくれた料理です。

すぐ近くにいる人に作ってもらえる幸せがわかる人に

なってほしいと思っています。

ふんわり甘い

*10月20日(金)の給食*

・ツイストパン

・牛乳

・ポテトのミートソース和え

・アーモンドサラダ

・みかん

 

 今年度初登場したツイストパンは、ふんわりしていて

やさしい甘さのパンです。昭和の味わいも漂う、主菜の

ポテトのミートソース和えとよく合い、付けながら食べて

いる様子もありました。

 人気上昇中のアーモンドサラダは、今日の献立の中で

残食率が一番低かったです。おいしさの秘密は、細切り

アーモンドと手作り玉ねぎドレッシングです。

このドレッシングは、根強い人気があります。給食では

アーモンドサラダ、ビーンズサラダなどに使っています

が、生野菜に使ってももちろんおいしいです。のばら祭で

レシピを配布するので、ご家庭でも味わってみてください*

 

しっかり補充、たんぱく質

*10月19日(木)の給食*

・ごはん

・牛乳

・かつおの野菜あんかけ

・昆布豆

・とん汁

 

 マラソン大会の練習が始まっています。しっかりと走るには、

食事をしっかり食べてから臨むことが大切です。朝ごはんが

少なかったり、菓子パンだけだったりすると、持久力が保てず

すぐに疲れてしまい、記録が伸び悩むかもしれません。

 走った後は、使ったエネルギー(炭水化物)と失った筋原線維

の補修(たんぱく質)と、それらを円滑に身体に取り込むために

働いてくれるビタミンとミネラルたちをしっかりと食べましょう。

疲れの回復が早まり、新しい筋肉もついて、記録も伸びると

思います。多くのスポーツ選手には、食事を管理してくれる

専門家がついていることが、食事とスポーツが密接なつながりが

ある証ですね。

 今日の給食は、脂肪が少ない赤身魚と良質な脂質でできている

大豆が主なたんぱく質で、炭水化物に米と芋類、果物はありませんが

根菜と葉物野菜がたっぷりの組み合わせです。

肉を好む子どもが多いですが、お魚の方が身体によい素性の

脂質が多いため、たんぱく質を摂るためでも魚をお勧めします。

 本番まで食事と睡眠に気を付けながら、練習に励んでください!

 

 

麺いろいろ

*10月18日(水)の給食*

・ごはん

・牛乳

・ビーフン入り肉野菜炒め

・根菜ごまキムチ汁

・手作りプリン

 

  汁物には練りごまやキムチが入り、はっきり且つこってり

した味付けだったので、主菜の炒め物はシンプルにしょうゆと

塩こしょうがメインの味付けにしました。細長い麺は、米粉で

できたビーフンです。

 日本では、いろいろな麺類が楽しめます。うどん、そば、

素麺、ラーメン、焼きそば、パスタ、春雨、などなどです。

麺は、穀類の保存食として考えられたのが発端だそうですが、

小麦粉、そば粉、でん粉、米粉など、使う粉によって弾力や

喉ごしが変わりますね。麺を選ぶ際は気分や気候に合わせたり、

自力で作ってみたり、付け合わせの工夫を凝らしたりと、

いろいろな楽しみ方がある食材だと感じています。

 

フライドポテト

*10月17日(火)の給食*

 

・きのこクリームスパゲッティ

・牛乳

・ナッツ入りフライドポテト

・スティックベジタブル

 

 フライドポテトなのに細長いポテトじゃない!と言った子どもは、

いませんでした。どうして細切りじゃないの?と聞いてくれたら、

私は「この切り方の方が、じゃがいもの栄養と味が逃げないよ」

と答えていました。

 きのこの絵を募集したら、人柄が現れるきのこの絵が集まりました。

大宮ろう生まれのきのこのキャラクター、誕生するかも!?

 

生揚げ料理

*10月16日(月)の給食*

・ごはん

・牛乳

・生揚げのみそ煮

・和風サラダ

・なし

 

 お豆腐を揚げて、周りが香ばしくなっている生揚げ。

厚揚げ、ともいいますね。煮ても煮崩れず、豆腐よりも

食べやすいので、給食ではよく煮物に使います。 

 とはいえ、ただ野菜や肉と一緒に煮ると、やはり豆腐の

仲間なので食べる頃には味がぼけてしまうことがあります。

給食は、家庭のようにできたらすぐに食べてもらうことが

できないので、少し工夫しています。給食では、生揚げの

煮物を作るとき、予めしょうゆと砂糖で煮て(下煮して)

おきます。すると、時間が経っても味がぼやけずに保て、

煮崩れも防げるのです!

 ひと手間かけることでおいしく仕上がり、子どもたちに

食べてもらえるなら、と今日も調理員さんたちは作って

いました。下膳の際に手を合わせて挨拶してくれる姿に、

微笑んでいました*

地場産物

*10月13日(金)の給食*

・親子丼

  (麦ごはん)

・牛乳

・じゃがいものみそ汁

・塩昆布和え

 

  近所で育てられた食べ物を買って食べることを、

「地産地消」といいます。生産者にとっては、梱包材や

輸送手段などが軽微になるので経費と手間が少なくなり、

消費者にとっては新鮮なうちに料理でき、双方に利点が

あります。欠点は、市場が狭くなることや種類が少ない

ことでしょうか。

 今日は、みそ汁のじゃがいもは学校のすぐ近くの

農家さんの、親子丼の卵は県内の養鶏場のものです。

無人販売所や小売店内の地場産コーナーは、これから

いろいろな作物がにぎやかに並ぶと思います。里芋、

さつまいも、小松菜、ほうれん草、ねぎ、、 生の

作物から料理をすると時間がかかりますが、おいしい

ものを食べるには手間がかかるもの、と時に気合いを

入れて作りましょう!給食でも、いろいろな料理を

紹介していきたいと思います。

 

四川豆腐

*10月12日(木)の給食*

・ごはん

・牛乳

・四川豆腐

・春雨サラダ

・りんご

 

 今日は、麻婆豆腐よりも豆腐も野菜も大きく切る

四川豆腐がメインのおかずでした。味付けもみそと

しょうゆの違いがあり、山椒が入る四川豆腐は麻婆

豆腐よりすっきりと締まった味わいです。

 四川豆腐も春雨サラダも、辛さを2段階に調節して

提供しています。幅広い年齢層の子どもたちが食べる、

本校の給食ならではの工夫です。

 りんごがおいしい季節になってきました。「りんごが

赤くなると医者が青くなる」ということわざは、英国

由来だそうですが、それほどりんごが身体によい食品

ということです。りんごだけを食べていれば医者知らず

というわけではないので、ご注意を!

 

肉と魚

*10月11日(水)の給食*

・ごはん

・牛乳

・豚肉の塩こうじ焼き

・切干し大根の含め煮

・石狩汁

 

 久しぶりに、塊のお肉が主菜の給食でした。少し前に

流行った塩麹は、肉とも魚とも相性がよく、身をやわら

かくしてくれ、脂身の多い豚肉や青魚でもさっぱりした

後味で食べやすいです。肉や魚の重量の一割ほどの塩麹

と、 酒と砂糖を少し加えて漬け、焼いたり揚げたりして

作ります。野菜と和えてもおいしいので、常備調味料に

格上げしても無駄にはなりません!

 メインが肉なので、副菜には魚を使いました。切干し

大根の煮物にはさつま揚げ、石狩汁には角切りの鮭が

入っています。一食の全てが肉、全てが魚、となるより、

肉と魚が入り混じっていた方が、味のバランスも栄養の

バランスも整います。この頃話題に上がることが多い魚

ですが、肉に比べると身体にやさしい成分であることは

間違いないです。骨に気を付けながら、いろいろな味や

料理方法で魚を食べましょう!

 

目を大切に

*10月10日(火)の給食*

・食パン

 【ブルーベリージャム】

・牛乳

・スペイン風卵焼き

・チキンスープ

・ビーンズサラダ

 

 10月10日は、東京オリンピックの開会式を行った記念に

「体育の日」として国民の祝日でした。一方で日付の書き方を

工夫すると1(イチ)が眉毛、0(ゼロ)が瞳に見えるので、

「目の愛護デー」としての認識も広まってきました。

 今日は、目の粘膜などを保護してくれるビタミンAが多い、

パセリと人参が入ったチキンスープを準備しました。また、

アントシアニン色素が豊富なブルーベリーをジャムとして

提供し、パンに塗って食べてもらいました。

 食べる物に気を遣って栄養を補給しても、べらぼうな

使い方をしていては身体は壊れてしまいます。目を使う

時間が増えていますが、時間や姿勢に気を付けてくださいね。

 

 

かき揚げ

*10月6日(金)の給食*

・肉うどん

 (地粉うどん)

・牛乳

・手作りかき揚げ

・いそ香和え

 

 朝晩は寒いくらいの陽気になりました。温かい麺類を

食べる機会も増えると思います。

 うどん店やラーメン店で食べる際は、つゆの味が濃くて

塩分(ナトリウム)が多い場合がほとんどです。つゆまで

飲み干さないようにしましょう。

 ご家庭で作る際も、つゆが濃くならないように気を付け

ましょう。今日の給食のうどんつゆは、生姜をたっぷり

入れて作りました。身体も温まり、塩分も控えられるので、

うどんつゆ+生姜は一石二鳥の組み合わせです。みりんを

多めに入れたのも、味の引き立て役になってもらうためです。

 とどめは、かき揚げです。揚げ物があると、塩味が少なく

ても満足することができます。焼き餃子には酢醤油が必要

でも、揚げ餃子には不要だったりする感覚です。カリッと

揚がったかき揚げをうどんと一緒に食べることが、初めての

経験だった子どももいたようです。

 よい連休をお過ごしください*

 

香るスパイス

*10月5日(木)の給食*

・キーマカレー(麦ごはん)

・牛乳

・海藻サラダ

・みかんとアロエの

      ヨーグルト

 

 カレーはたいてい、某食品会社がスパイスをブレンドして

作ってくれた「カレー粉」を炒めてルゥを作りますが、今日の

カレーはその「カレー粉」に、香りのよい「オールスパイス」

「ナツメグ」「ローリエ」と、ヒリヒリ系の辛味スパイス

「ガラムマサラ」を加えて作りました。いつもより強めの

香りと辛味に、子どもたちは敏感に反応していました。

 料理をおいしくするはずのスパイスですが、量も種類も

入れすぎると、香りや辛味などの刺激が強くなったり、香りの

喧嘩をしたりと、台無しにしてしまうこともあります。

スパイス使いに慣れるためには、日頃から使うことが一番です。

まず、スープや煮込み料理等に使える「ローリエ(ベイリーフ)」

 から始めてみませんか?

 

 

 

 

自分で作る

*10月4日(水)の給食*

・セルフフィッシュバーガー

 (子供パン・魚のバーベキュー

   ソース・キャベツ)

・牛乳

・コーンポテト

・野菜スープ

 

 今日は、半分ほど切り込みの入ったパンに、魚とキャベツを

自分ではさんで食べる給食でした。食材という材料が用意され、

自分で作りながら食べるという作業は、子どもたちにとって

わくわくすることのようです。小学生から高校生まで、大きな

口を開けて自分で作ったバーガーをほおばっていました。

 ご家庭のイベント食は、どのようなことをやっていますか?

かつて、いろいろな手巻き寿司の具を並べて、自分で巻く

「セルフ手巻きパーティー」の流行った時期がありました。

好きな外食店に行くのもよいですし。家族で一緒に過ごす

時間として、食事のひと時は心に残ります。イベント食の

「わが家の定番」、あるとよいですね。

たんぱく質と野菜・きのこの割合

*10月3日(火)の給食*

・ごはん

・牛乳

・八宝菜

・にらまんじゅう

・わかめスープ

・ぶどう

 

 今日は豚肉・いか・うずら卵が入った八宝菜がメインの

おかずでした。主菜が肉と野菜が混ざったものになると、

かたまりの肉が見えないので乏しいメニューに見えますが、

実は栄養満天です。

 今日の八宝菜、たんぱく質(豚肉・いか・うずらの卵)に

対して、野菜ときのこ(玉ねぎ・人参・白菜・筍・青梗菜・

乾しいたけ)は2倍量入っています。炒めると野菜の水分が

出て、かさが少なくなりたくさん食べることができます。

 肉野菜炒めを作るとき、200gの肉を買ったら、野菜を

400g入れて作ってみてください。野菜もたんぱく質も

しっかりととれる一品ができあがりますよ!

 

秋の空気に

*10月2日(月)の給食*

 

・秋の香りごはん

・牛乳

・千草焼き

・根菜のみそ汁

 

  日が短くなり、朝晩は過ごしやすくなり、湿度も下がって

きて、ようやく秋が来ることを実感できますね。給食も、

秋の食べ物「芋」と「きのこ」を入れたごはんで、10月を

スタートします。

 さつま芋の甘さを引き立てるために、ごはんはしょうゆを

入れて、しょっぱくしています。一つの器の食べ物で甘さと

しょっぱさが交互にやってきて、止まりません。もち米を

少し入れて炊いたので、豪華感も出ます。

 秋の味覚で好きなものを尋ねると、柿、梨、ぶどうなど、

果物が多かったです。ご家庭でも一日1度、ぜひ果物を

食べてください。身体の中も潤いますが、心も一緒に潤うに

違いないです。

 

十五夜

*9月29日(金)の給食*

・子ぎつね寿司

・牛乳

・さといもと小魚のみそがらめ

・すまし汁

・うさぎりんご

 

 今夜は中秋の名月、十五夜です。秋の豊作を願い、「芋名月」

とも言われるので、まだハシリですが、里芋を使った料理を

提供しました。

 すまし汁のかまぼこは、うさぎをモチーフにしています。

魚肉を使った練り物は、意外と使い道が多く、たんぱく質の

補給にもなりますし、キャラクターものも出回っています。

魚の味に慣れるきっかけになるかもしれませんね。

 日本では、月にうさぎの影が見えると言われているので、

月とうさぎがコラボレーションしますね。今日はりんごも

うさぎ型に切ってもらいました。外国では、月の模様を

お姫様に見立てたり、蟹に見立てたりしています。調べて

みるのも面白いですね。

 

経験値アップ

*9月28日(木)の給食*

・ごはん

 【味付けのり】

・牛乳

・海鮮豆腐

・焼き肉サラダ

 

  今日は、さっぱり塩ラーメンのつゆにお豆腐が入った

ような煮物が主菜でした。えびといかとあさりを使い、

海の幸の旨味がたっぷりと出ていましたが、喫食率は

伸び悩みました。海鮮が原因かな、と思います。

 家庭ではある程度、食卓に並ぶ料理や外食に行く店は

決まりがちだと思います。そこで、給食でも同じような

献立を出していると食の経験は増えないので、家庭では

冒険のようないろいろな料理を、給食でおいしく提供し

よう!と私は考えています。そして、「おいしい」を

増やして「幸せ!」も増やしてほしいのです。

 これも試食会の際にお話しした内容の一つです。

賛同してくださる保護者さんがいて、ほっとしています。

 

いろんな食べ方を紹介したい

*9月27日(水)の給食*

 

・ソイ丼(麦ごはん)

・牛乳

・だいこんのみそ汁

・ごぼうサラダ

 

 ソイ丼は新宿の定食屋さんが発案したメニューと言われて

おり、大雑把に説明すると豚挽き肉と大豆を一緒に炒め、

甘めのカレーの味付けにしたものです。豆をかみしめて

食べると、うま味がどんどん口の中に広がるので、よく

かめるように豆を少し硬めにしています。「豆は得意では

ないけど、今日のはおいしい!」。そんな声が聞こえた

ので、作った私たちはガッツポーズ!

 ソイ丼が肉肉しいので、ごぼうサラダにはツナ(魚)を

混ぜました。ご家庭ではマヨネーズだけで野菜を食べる

ことがあるかもしれませんが、給食でマヨネーズ味の

サラダが出る際は、必ず酢やこしょうを加えたり、醤油や

味噌を加えてから野菜と和えます。脂質が少ないマヨネーズ

が出回っているとはいえ、かけすぎにはご用心ください!

 

採りたてバジル

*9月26日(火)の給食*

・黒パン

・牛乳

・魚のポテトバジルソース

・野菜と卵のスープ

・アーモンドサラダ

 

  今日の主菜に乗っているバジルソースは、高等部の生徒が

校内で育てたバジルで作りました。給食で必要な600gが収穫

できるか不安そうでしたが、ある程度収穫してから計ったら、

「あと半分だ!採れるぞ。」と生徒も見通しが持て、更に

集中力が高まっていました。

 家庭で育てた野菜などが食卓に上がると、何とも言えない

愛着がわきます。バジルやローズマリーやしそなどの香草

(ハーブ)は、毎日使うものではありませんが、買うと高い

です。でも、家庭菜園で育てていれば手軽に使え、料理の

幅も広がりますし、摘んで部屋にあるだけでも存在感を

示してくれます。ハーブは生命力の強いものが多いので、

育てやすいです。 家庭菜園でハーブ、始めませんか?

 

塩分を気にしましょう

*9月25日(月)の給食*

・ごはん【手作りふりかけ】

・牛乳

・じゃがいものそぼろ煮

・くるみ和え

・なし

 

 先日の給食試食会の際にも話題の一つにした、「塩分」の

お話をします。

 病院の食事の味は薄いという話題を耳にしたことがあると

思います。病気の人たちが一同に生活する場である病院は、

健康を最優先した食事になっているため、塩分が少なく、

脂質と甘みを抑えた食事になっています。

 濃い味付けは塩分が多く、塩分を構成するナトリウムを

多く体内に入れると、まずはとても喉が渇きます。味が濃い

ものを食べ続けると、血圧が高くなることが多いです。血圧が

高くなると、腎臓や心臓に負担がかかり、日常生活に支障が

でてきます。最近は血圧を下げる薬も発達しましたが、服薬を

気にする生活も、ストレスがかかりますよね。

 濃い味に慣れてしまうと、薄い味だと物足りなく感じます。

そこで、給食も薄味でもおいしく食べられる工夫をして提供

しています。例えば、だしをしっかりとること、生姜やねぎ

等の香味野菜を使うこと、スパイスを利かせること等です。

味付けの他にも、汁物を減らして煮物を増やすこと、自分で

かけるドレッシングやソースではなく、給食室で和えたり

かけたりして提供することも、塩分を減らす工夫の一つです。

 はっきりした味付けは、売れる商品につながります。でも、

身体に良いものは少ないです。スナック菓子の食べ過ぎ、

麺類の汁を全部飲む、ドレッシングやソースのかけすぎ、

見直すことができる食生活から改めていきましょう!

太鼓判

*9月22日(金)の給食*

・ごはん

・牛乳

・さんまのかば焼き

・たぬき汁

・おかか和え

 

  お子さんは、どんな味付けを好んで食べますか?

しょうゆ、塩、みそ、コンソメ、辛めの、トマト、

ハーブが効いたもの、今はラーメン1つとっても

いろいろな味があります。企業も、味を工夫して

売り上げが上昇するように、新しい味付けを開発

しています。

 給食も、いろいろな味付けのものを提供して、

経験値をあげてほしい!と思い、オリンピック等の

祭典がある特は開催国の料理を取り入れたり、地方の

料理や伝統食を提供したりしています。

 でも、今日のような「旬の魚を食べてほしい!」

時は、日本人にとっての王道の味、醤油と砂糖の

甘辛たれにします。誰でも安心しておいしく食べ

られるのが、今日のかば焼きの味付けだと思い、

旬のさんまに絡めて提供しました。狙い通り、子ども

たちの舌と胃袋、がっちりつかめたようでした。

  ご家庭で料理の味付けに困った時は、王道に戻り、

しょうゆと砂糖の味で仕上げてください。照り焼き、

煮物、かば焼き、日本人のソウル味付けです!

 

 

 

細かくしました

*9月21日(木)の給食*

・ビーンズカレー

 (麦ごはん)

・牛乳

・手作り福神漬け

・フレッシュプルーン

 

 わりとお豆の存在感がある献立を多く提供して

きましたが、今日は献立名に「ビーンズ(豆たち)」と

あるにもかかわらず、砕いて作ったカレーにしました。

子どもたちにとっては、丸い豆が入っているカレーよりも

粒々になっている方が食べやすかったと思います。

ビーンズの種類は、大豆とひよこ豆です。ご家庭で

作る際には、「大豆ミート」のような挽肉状になって

いるものを使うと、似た感じになると思います。

 サラダ感覚の福神漬けは、試食会に足を運んでくだ

さった保護者の方々に好評でした。お漬物だと塩分が

強くて食べにくい子どもたちも、「野菜」と思って食べ

られます。

 今の季節しか食べられない生プルーン、お手紙に

「皮をむかないで食べます」とお知らせしましたが、

がんばってむいた形跡がありました。次に食べる際は、

皮からがぶっとかじってみてくださいね!

 

 

 

連想ゲーム②

*9月20日(水)の給食*

 

・上海焼きそば

・牛乳

・わかめスープ

・根菜ごまじゃこ

 

 昨日に引き続き、想像力のお話です。

 「上海焼きそば」と聞いて、どのような焼きそばを

想像しましたか?普通のソース焼きそばとは違いそうだな、

と思ってくれていたらうれしいです。

 上海(シャンハイ)は中国の都市で、名前に「海」が

入っているところからも想像できますが、海鮮料理が

有名です。食事から、社会科の勉強につながる部分は

たくさんあります。野菜や果物の産地から、その土地の

気候が想像できるし、伝統食は文化や産業と結びつく

ことがあります。

 いろいろな角度から食事を切り取り、関連付けてみて

ください。作る楽しみや食べる楽しみが増えること

間違いなしです!

 

 

 

連想ゲーム

*9月19日(火)の給食*

・ごはん

・牛乳

・ポパイの卵焼き

・五目きんぴら

・根菜ごま汁

 

 ポパイというキャラクターをご存知でしょうか。

危機にさらされた人を助けるときに、ほうれん草を

食べて筋肉隆々になり、活躍するヒーローがポパイです。

今日は、鉄分が多いほうれん草とひじきを卵焼きの

具にしたので、「ポパイの卵焼き」という献立名に

決めました。献立表を見て、どんなメニューか、

想像できていますか?想像力を膨らませるような、

楽しみになるような名前を考えるようにしています。

 根菜ごま汁は、とん汁の具のような野菜と芋で

作り、ごま油を加えています。「とん(豚)」が入ら

なくても、いい香りが食欲をそそります。味変は、

辛味調味料だけでなく、香りのよい調味料でもでき

ますね。

 

 

野菜たっぷり

*9月15日(金)の給食*

・ごはん

・牛乳

・回鍋肉

・豆腐ナゲット

・青菜ときのこのスープ

 

  今日の主菜は、野菜もたっぷり食べられて、ごはんも

しっかり食べられるホイコーローでした。食材の高騰が

落ち着きませんが、野菜は肉や魚などのたんぱく質と

比べると、そもそもの単価は低いです。「野菜が高いから

買わない」とはならないように、特売日などを有効利用して

食べる量を減らさないようにしてください。

 回鍋肉は、甜面醤という甘いみそがメインの味付けです。

みそという調味料は、味にこくがあり、しょうゆや塩と

比べると塩分量が少ないです。隠し味にみそを入れたり、

味噌をメインの味付けにすると、塩分を上手に削減できると

思います。

 また、調味料からそろえて作るのは腰が重い、という方、

便利な合わせ調味料がいろいろと出回っており、野菜や肉を

加えると本格的な料理ができ上がるようになっています。

これを使わない手はありません!光熱水費がかかっても、

買うより外食より、家で材料から作る食事が一番安上がり

です。何より、野菜も肉も、家で作る方がたっぷり食べる

ことができます。

 三連休、一日三食の食事で栄養のバランスが整うように、

行動プランと一緒に料理プランも立ててみましょう!

 

パン

*9月14日(木)の給食*

・はちみつパン

・牛乳

・タンドリーチキン

・ミネストローネ

・海藻サラダ

 

  今日は、久しぶりの加工していないパンで、ふんわり香る

はちみつが入っている甘めのパンでした。子どもたちに

アンケートをとったところ、コロッケパンやカレーパンなどの

総菜パンより、食パンなどのシンプルなパンをよく食べる

様子です。給食のパンは、県内小麦を使った素朴なものが多い

ので、子どもたちの舌に合っているようですね。今日は、

パンにまつわる感想が一番多かったです。

 1学期は残りが多かった野菜中心の副菜、サラダや和え物、

スープや煮物でしたが、夏休み明けから残りが減っています。

副菜をどれだけしっかり食べられるかは、健康寿命を延ばす

コツの一つです。給食で提供されている量は、しっかりと

食べられるとよいですね。

 

本格パスタに近付くには

*9月13日(水)の給食*

・海の幸スパゲッティ

・牛乳

・かぼちゃ入り卵焼き

・野菜スープ

・ぶどう

 

 今日のパスタは、ご覧の通りトマト味です。トマトにも

かつおだし同様のグルタミン酸といううま味成分があるので、

日本人に受け入れられる味付けです。今日はトマト缶と、

干しトマトを使いました。市販のパスタソースは、混ぜる

だけでおいしく仕上がるようにいろいろな調味料が加わって

います。素材を集めて短時間で作る給食は、あっさりした

ソースになってしまうので、干しトマトや魚介の旨味を

使ってコクを出し、本格味に近づけています。

 年度当初はナポリタン等、皆になじみのあるパスタに

しましたが、学級にも慣れてきたこの頃、少しハードルを

上げてみました。魚介の味付けに慣れていないけど、空腹と

教室の雰囲気で食べられたお子さんもいました。

 食べられるものが増えることは、自信になります。給食で

初めて出会う味付けや食べ物もあるかもしれませんね。

人生も初めてのことだらけで、これまでの経験の積み重ねに

より先を予測をし、自分の感情を調節し、能力を発揮して

いきます。食べ物との対面も、人生と重なるところがあると

感じています。給食をステップアップにつなげてくださいね!

  今日のぶどうは、「ながのパープル」でした。