本日の給食
つみっこ
・ごはん
・牛乳
・たらのごまみそ焼き
・だいずのいそ煮
・つみっこ
今日は埼玉県北部の郷土料理、「つみっこ」を
提供しました。つみっこはいわゆるすいとんで、
日本各地に似たような小麦粉で作った団子が入った
汁物があります。つみっこの具材に、鶏肉、人参、
大根、蓮根、しめじ、ほうれん草などを使い、
しょうゆ味で仕上げました。小麦粉団子は調理員
さんの手作りです。
寒い一日だったので、つみっこ等の具だくさんの
汁物で暖をとれたら、胃袋も心もあたたまりますね。
冬の魚の代名詞のような鱈(たら)は、みそと
しょうゆと砂糖とすりごまを絡めて焼きました。
ごまは種実類で、小粒でも栄養価の高い食品です。
香ばしい香りが食欲をそそりますし、和食にも
中華にも使えるので、常備するとよい食材です。
吸収率の低いことが懸念されますが、「すりごま」や
「皮むきごま」はそのハードルを下げてくれます。
週末はごまを活躍させた料理を食べて、寒さに
負けない身体を作りましょう!
さといも
・ごはん
・牛乳
・里芋と生揚げのうま煮
・小いわしの狭山茶フライ
・ごま酢和え
今日は、里芋を使った煮物をメインにした和食の
給食でした。里芋は、埼玉県の出荷量が全国で一位の
作物で、古くから栽培されてきました。この煮物の
里芋は、本校の近くの農家さんが育ててくれたもの
です。
生の里芋の皮をむくと独特のぬめりがあり、皮膚に
触れるとかゆくなる人もいますが、このぬめりは
腸を元気にしてくれる成分がたくさんあります。
下処理がたいへんだからと食べるのを諦めると、損を
します!そこで、簡単皮むきの方法をお知らせします。
ある程度泥を洗ったら、端を切り落として水の中に
入れ、そのままゆで、沸騰したら火を止めて、触れる
温度になったら皮をはがすようにむくことができ、
かゆくもなりません。皮むき里芋を入手するのも、
生ごみが出ないのでよい案です。
寒さに負けない身体づくりに、睡眠(休息)と
運動は欠かせませんが、食事も三本柱の一つです。
先日の寄宿舎の学習会で、「腸を元気にすることが
免疫力を高める秘訣だよ」と伝えました。里芋を
食べて腸を元気にし、食べ物の吸収効率を上げたり
善玉菌を増やしたりしましょう!
手作りのよさ
・セルフコロッケバーガー
(セサミバーンズ・手作り
コロッケ・キャベツ)
・牛乳
・白菜スープ
・スパゲッティサラダ
今月の自分ではさむ給食は、ごま入りのパンに手作り
コロッケとキャベツをはさむ「コロッケバーガー」に
しました。しかも給食室でじゃが芋を洗うところから
作るコロッケとなれば、調理員さんたちは俄然張り切り
ます。今朝は寒い朝でしたが、厨房は朝から気合いの
熱気に満ちていました。
市販のコロッケは、輸送中に形が崩れないように衣を
厚くし、中身が崩れないように硬めに作っています。
給食室で作るコロッケは、厨房から教室までワゴンか
徒歩で運ぶため、製品を維持するための加工材は不要
です。一口かじった瞬間、外はカリッで中はふわっと
したコロッケに出会いたければ、作るしかないなと
しみじみと感じました。調理員さん、ありがとう!!
ひとひねり
・こりこりそぼろ丼
(麦ごはん)
・牛乳
・けんちん汁
・即席漬け
・秋のフルーツジュレ
鶏ひき肉を油で炒めて、砂糖と醤油で味をつける
そぼろごはんは、万人の知る食事の一つかなと思い
ます。そこで、今日の給食は普通のそぼろに「給食
らしさ」を加えてみました。
鶏ひき肉と一緒に野菜を刻んで入れたら、野菜が
苦手な人も気にせずに食べられ、野菜の摂取量も
増えるぞ! ついでに豆も一緒に刻んで入れたら、
たんぱく質も食物繊維もカルシウムも増えるぞ!
こんな風に、ストレートだけで押さずに変化球を
混ぜながらストライクを取りに行く給食を考えて
います。もちろん、目指すところは子どもたちの
「おいしい!」を出会いを通して幸せを増やし、
健康な食習慣を身に付けること。
届きますように!!
小江戸「川越」
・小江戸カレー
(麦ごはん)
・牛乳
・カシューナッツ入りサラダ
・みかん
県中央部に位置する小江戸「川越」は、ちょっとした
観光地になっていますね。今日は川越の名産とされている
さつま芋とほうれん草をカレーの具にして提供しました。
甘いさつま芋とカレーがなじむように、チャツネという
ジャムのようなスパイスを加えました。
いよいよ、冬を感じる空気になってきましたね。昨日、
寄宿舎で食育学習会がありましたが、そこで免疫力を
強くするためにはどういうものを食べたらよいか、と
いう質問がありました。毎日元気に過ごしたいのは
万人の願いだと思います。特にこれからは気温も湿度も
下がり、人間には辛い気候になりますが、発酵食品や
きのこや野菜を食べて腸を鍛え、魚介やナッツや果物を
食べてビタミンやミネラルや良質の脂を補充して
乗り越えましょう!
身体によいものを食べ、週末をお過ごしください。
冒険
・黒パン
・牛乳
・魚のマスタードソース
・白いんげん豆のスープ
・ミックスサラダ
今の学年も半ばを過ぎ、友だちや先生に慣れてきました。
そこに食欲の秋で気候もよい、とくれば食事の味がいつもと
違っても、前向きにとらえて挑戦したり完食できたりします。
今日はそんな子どもたちの内なる力を見たくて、自信につな
がると願い、大人っぽい味のソースを魚にかけてみました。
マスタードソースと言っても、生クリームが主体のソース。
そこにマスタードとレモン果汁が加わり、クリーミーなのに
さっぱりしているソースは、魚(あじ)のくさみを包み込ん
でくれました。甘めの黒パンにつけて食べてもおいしかった
そうです。
主菜には濃厚ソースをかけたので、副菜のスープとサラダ
は味も脂質も軽めにしました。味付けは共にシンプルな塩。
脂を抑えるために、脂質の少ない白いんげん豆を使った
スープ、脂質の少ない豚もも肉で作ったボンレスハムを
サラダにし、酢をきかせて提供しました。
楽しく冒険できているといいな、と願っています。
いいや(118)~、ではなく
・五目とじうどん
(地粉うどん)
・牛乳
・小魚入り松葉芋
・かみかみ和え
今日はいい歯(118)の日なので、6月の歯と口の
健康週間の復習も兼ねて、いい歯を保つためによくかむ
献立にしました。脂(油)がたっぷりあって、舌触りが
良い食べ物や柔らかい食べ物が「おいしい」のは間違い
ないです。「おいしい」食べ物がメディアやSNSでも
取り上げられ、話題になる昨今ですが、その「おいしい」
食べ物を食べすぎると、身体に必要な栄養素(ビタミンや
ミネラル)が吸収されにくくなったり、そもそも食べる
量が不足したりしがちです。「おいしい」を食べ過ぎる
ことが習慣化すると、病気につながるといっても言い過ぎ
ではありません。
一方、よくかんで食べる食べ物は、脂(油)が少ない
食べ物が多いです。食べ過ぎても、あごが疲れる以外の
被害がないのです。よくかんで食べるとよりおいしくなる
ように、調理員さんに念入りに切ってもらったさつま芋
と大根とキャベツ。お子さんに、今日の給食はどう
だった?と尋ねてみてください!
大粒納豆登場!
・ごはん【彩の国納豆】
・牛乳
・肉豆腐
・和風サラダ
・りんご
今年2回目の登場になったこの納豆は、やはり存在感が
あるようで、今日のコメント数も納豆に関するものが
多かったです。埼玉県産のだいずに納豆菌を混ぜると、
市販では見たこともない大粒の納豆ができ上がるそうです。
埼玉県のだいずと納豆菌は相性が良いのですかね。小粒
納豆を食べ慣れていると思いますが、ふるさと月間なので、
この納豆をお楽しみください。
豆腐料理がおいしい気候になってきました。ねぎや白菜
や茸などをたっぷり使って肉と共に煮ると、食べ盛りの
子どもたちも肉と一緒に野菜と豆腐も食べてくれるはずです。
たんぱく質:野菜やきのこ=1:2を目指しましょう!
秩父尽くし
・しゃくし菜とじゃこの炒飯
・牛乳
・みそポテト
・きのこスープ
今日は埼玉県の西部の秩父地方の特産物や名物を集めた
給食を提供しました。
しゃくし菜という作物をご存知ですか?チンゲンサイの
仲間で、葉がギザギザしており、そのままゆでて食べたり
漬け物に加工したりして食べます。今日は、じゃこと
炒り卵と豚挽き肉と一緒にチャーハンにしました。
高菜チャーハンをイメージしていただけると、近いです。
みそポテトは、秩父地方で昔から食べられている小重飯
(田畑仕事の合間に食べる軽食)の一つです。
揚げたじゃが芋に甘めのみそだれをかけて食べます。
今日は味付きご飯と組み合わせたので、少なめの
みそだれと絡めて提供しました。
きのこは山間部の産物の一つです。鶏肉と一緒に3種類の
きのこを入れたので、香りも高く、うま味もたっぷり
食物繊維もたっぷりのスープができあがりました。
かぶ(蕪)
・ココア揚げパン
(コッペパン)
・牛乳
・ポトフー
・ひじきのマリネ
久しぶりの揚げパンだったので、予想通り反響が大き
かったです。黒い口拭きや給食着を持ち帰っても許して
ください。
そんな中、「かぶ」に注目して感想をくれた小学生が
いました。かぶは、じゃが芋、キャベツ、人参、玉ねぎ
などを大きめに切った野菜と、鶏肉とフランクフルトを
コンソメ味で煮た洋風煮物のポトフの中に入れました。
漬物にしてもおいしいかぶ、実は埼玉県で生産量が
多い作物の一つです。白い根の部分も特徴のある食感と
風味ですが、葉も緑黄色野菜として栄養がとれるので、
ぜひ丸ごといただいてほしいです。今日のポトフに
ちらっと見える緑色の葉は、かぶの葉です。とても
きれいな肌のかぶの根を納めてくださったので、よく
洗い、皮をむかずに煮物に加えました。
柔らかい葉はおひたしに、茎の部分は刻んで炒って
ご飯のふりかけに、煮びたしや汁物の青み、みそ汁や
スープの具には根も葉も使えますね。旬の今を逃さず、
かぶの栄養を丸ごといただきましょう!