2023年10月の記事一覧
下膳
・ごはん
・牛乳
・親子煮
・小いわしいそべフライ
・五色和え
給食を食べ終わると、子どもたちは食器や食缶を厨房に
返してくれます。私はたいてい、近くでその様子を見ており、
残り物を一緒に片付けたり、落ちそうな蓋を整頓したり
しています。
今日は主菜が煮物だったので、汁物に比べると食缶に
食べ物がへばり付いていました。その残渣を、とても丁寧に
残菜容器に入れてくれる生徒の姿を目にし、うれしい
気持ちになりました。のばら祭前日で慌しい空気の中、
彼の周りだけ静寂な空気に包まれていました。
時間がない、器具がうまく使えない、いろいろな状況は
ありますが、食べ物が出てくることが当たり前ではない
こと、作る人がいること、片付ける人がいることを日々
感じてほしいです。
*次の給食は10月31日(火)です
お月見その2
・栗ごはん
・牛乳
・鶏肉のねぎみそ焼き
・かき玉汁
・白和え
月を愛でたり豊作を祈り、十五夜をお祝いすることは
有名ですが、十三夜も祝うと縁起が良いとご存知ですか?
十三夜とは、お月見(十五夜)の次に美しいと言われる
旧暦9月14日~17日の月で、今年は金曜(27日・のばら祭
1日目)がそれにあたります。
「栗名月」「豆名月」などと言われる十三夜、豆の料理
はよく提供しているので、今回は栗をごはんに炊き込み
ました。魚や豆のおいしさは伝わりにくいですが、栗の
おいしさは伝わり、よく食べていました。もしくは、栗は
縄文時代から食べてきたとされる日本人のソウルフード
なのかもしれません。店頭には栗味の菓子が並んでいます
が、砂糖や香料が入っていない栗本来の味もお楽しみ
くださいね!
麺+あん
・あんかけ焼きそば
・牛乳
・大学芋
・ピリ辛もやし
とろみをつけた具をかける丼ものは、さっと食べたい
昼食に向いているかもしれません。今日は、ご飯+あん
ではなく、麺+あんにしてみました。
つゆの中を泳ぐ麺類は、麺をすすることを上手にでき
ない子どもには、食べるのにとても時間がかかる料理です。
でも、今日のようにあんに絡めながら食べられる麺は、
空気を吸わずにむしゃむしゃと食べられるので、食べ
易かったようです。葉物野菜をたっぷり入れて、エキス
ごと麺に絡めて食べている、そんな一品になりました。
廃棄するつゆも少ないので、環境への罪悪感も少ない
です。慌しい日の昼食に、麺+肉野菜炒めあん、お勧めです!
和食でスタート
・ごはん
・牛乳
・さばのごまみそ焼き
・野菜のうま煮
・だいこんのみそ汁
今日は、魚と煮物でしっかりとたんぱく質が摂れる
和食メニューでした。ごまみそがごはんと合っていた、
魚が口の中でとろけた、みそ汁がおいしかった、煮物が
おいしかった、いろいろな声が届けられ、食べている
様子を想像してあたたかい気持ちになりました。
年齢が上がるにつれて、魚よりも煮物を称賛する声が
多くなりました。魚が食卓に届くまでにもたくさんの
手がかかっていますが、煮物は朝から調理員さんが
洗って切って炒めて煮て、よそってくれた料理です。
すぐ近くにいる人に作ってもらえる幸せがわかる人に
なってほしいと思っています。
ふんわり甘い
・ツイストパン
・牛乳
・ポテトのミートソース和え
・アーモンドサラダ
・みかん
今年度初登場したツイストパンは、ふんわりしていて
やさしい甘さのパンです。昭和の味わいも漂う、主菜の
ポテトのミートソース和えとよく合い、付けながら食べて
いる様子もありました。
人気上昇中のアーモンドサラダは、今日の献立の中で
残食率が一番低かったです。おいしさの秘密は、細切り
アーモンドと手作り玉ねぎドレッシングです。
このドレッシングは、根強い人気があります。給食では
アーモンドサラダ、ビーンズサラダなどに使っています
が、生野菜に使ってももちろんおいしいです。のばら祭で
レシピを配布するので、ご家庭でも味わってみてください*
しっかり補充、たんぱく質
・ごはん
・牛乳
・かつおの野菜あんかけ
・昆布豆
・とん汁
マラソン大会の練習が始まっています。しっかりと走るには、
食事をしっかり食べてから臨むことが大切です。朝ごはんが
少なかったり、菓子パンだけだったりすると、持久力が保てず
すぐに疲れてしまい、記録が伸び悩むかもしれません。
走った後は、使ったエネルギー(炭水化物)と失った筋原線維
の補修(たんぱく質)と、それらを円滑に身体に取り込むために
働いてくれるビタミンとミネラルたちをしっかりと食べましょう。
疲れの回復が早まり、新しい筋肉もついて、記録も伸びると
思います。多くのスポーツ選手には、食事を管理してくれる
専門家がついていることが、食事とスポーツが密接なつながりが
ある証ですね。
今日の給食は、脂肪が少ない赤身魚と良質な脂質でできている
大豆が主なたんぱく質で、炭水化物に米と芋類、果物はありませんが
根菜と葉物野菜がたっぷりの組み合わせです。
肉を好む子どもが多いですが、お魚の方が身体によい素性の
脂質が多いため、たんぱく質を摂るためでも魚をお勧めします。
本番まで食事と睡眠に気を付けながら、練習に励んでください!
麺いろいろ
・ごはん
・牛乳
・ビーフン入り肉野菜炒め
・根菜ごまキムチ汁
・手作りプリン
汁物には練りごまやキムチが入り、はっきり且つこってり
した味付けだったので、主菜の炒め物はシンプルにしょうゆと
塩こしょうがメインの味付けにしました。細長い麺は、米粉で
できたビーフンです。
日本では、いろいろな麺類が楽しめます。うどん、そば、
素麺、ラーメン、焼きそば、パスタ、春雨、などなどです。
麺は、穀類の保存食として考えられたのが発端だそうですが、
小麦粉、そば粉、でん粉、米粉など、使う粉によって弾力や
喉ごしが変わりますね。麺を選ぶ際は気分や気候に合わせたり、
自力で作ってみたり、付け合わせの工夫を凝らしたりと、
いろいろな楽しみ方がある食材だと感じています。
フライドポテト
・きのこクリームスパゲッティ
・牛乳
・ナッツ入りフライドポテト
・スティックベジタブル
フライドポテトなのに細長いポテトじゃない!と言った子どもは、
いませんでした。どうして細切りじゃないの?と聞いてくれたら、
私は「この切り方の方が、じゃがいもの栄養と味が逃げないよ」
と答えていました。
きのこの絵を募集したら、人柄が現れるきのこの絵が集まりました。
大宮ろう生まれのきのこのキャラクター、誕生するかも!?
生揚げ料理
・ごはん
・牛乳
・生揚げのみそ煮
・和風サラダ
・なし
お豆腐を揚げて、周りが香ばしくなっている生揚げ。
厚揚げ、ともいいますね。煮ても煮崩れず、豆腐よりも
食べやすいので、給食ではよく煮物に使います。
とはいえ、ただ野菜や肉と一緒に煮ると、やはり豆腐の
仲間なので食べる頃には味がぼけてしまうことがあります。
給食は、家庭のようにできたらすぐに食べてもらうことが
できないので、少し工夫しています。給食では、生揚げの
煮物を作るとき、予めしょうゆと砂糖で煮て(下煮して)
おきます。すると、時間が経っても味がぼやけずに保て、
煮崩れも防げるのです!
ひと手間かけることでおいしく仕上がり、子どもたちに
食べてもらえるなら、と今日も調理員さんたちは作って
いました。下膳の際に手を合わせて挨拶してくれる姿に、
微笑んでいました*
地場産物
・親子丼
(麦ごはん)
・牛乳
・じゃがいものみそ汁
・塩昆布和え
近所で育てられた食べ物を買って食べることを、
「地産地消」といいます。生産者にとっては、梱包材や
輸送手段などが軽微になるので経費と手間が少なくなり、
消費者にとっては新鮮なうちに料理でき、双方に利点が
あります。欠点は、市場が狭くなることや種類が少ない
ことでしょうか。
今日は、みそ汁のじゃがいもは学校のすぐ近くの
農家さんの、親子丼の卵は県内の養鶏場のものです。
無人販売所や小売店内の地場産コーナーは、これから
いろいろな作物がにぎやかに並ぶと思います。里芋、
さつまいも、小松菜、ほうれん草、ねぎ、、 生の
作物から料理をすると時間がかかりますが、おいしい
ものを食べるには手間がかかるもの、と時に気合いを
入れて作りましょう!給食でも、いろいろな料理を
紹介していきたいと思います。