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2023年10月の記事一覧

下膳

*10月26日(木)の給食*

・ごはん

・牛乳

・親子煮

・小いわしいそべフライ

・五色和え

 

  給食を食べ終わると、子どもたちは食器や食缶を厨房に

返してくれます。私はたいてい、近くでその様子を見ており、

残り物を一緒に片付けたり、落ちそうな蓋を整頓したり

しています。

 今日は主菜が煮物だったので、汁物に比べると食缶に

食べ物がへばり付いていました。その残渣を、とても丁寧に

残菜容器に入れてくれる生徒の姿を目にし、うれしい

気持ちになりました。のばら祭前日で慌しい空気の中、

彼の周りだけ静寂な空気に包まれていました。

 時間がない、器具がうまく使えない、いろいろな状況は

ありますが、食べ物が出てくることが当たり前ではない

こと、作る人がいること、片付ける人がいることを日々

感じてほしいです。

 *次の給食は10月31日(火)です

お月見その2

*10月25日(水)の給食*

・栗ごはん

・牛乳

・鶏肉のねぎみそ焼き

・かき玉汁

・白和え

 

 月を愛でたり豊作を祈り、十五夜をお祝いすることは

有名ですが、十三夜も祝うと縁起が良いとご存知ですか?

十三夜とは、お月見(十五夜)の次に美しいと言われる

旧暦9月14日~17日の月で、今年は金曜(27日・のばら祭

1日目)がそれにあたります。

 「栗名月」「豆名月」などと言われる十三夜、豆の料理

はよく提供しているので、今回は栗をごはんに炊き込み

ました。魚や豆のおいしさは伝わりにくいですが、栗の

おいしさは伝わり、よく食べていました。もしくは、栗は

縄文時代から食べてきたとされる日本人のソウルフード

なのかもしれません。店頭には栗味の菓子が並んでいます

が、砂糖や香料が入っていない栗本来の味もお楽しみ

くださいね!

 

麺+あん

*10月24日(火)の給食*

 

・あんかけ焼きそば

・牛乳

・大学芋

・ピリ辛もやし

 

 とろみをつけた具をかける丼ものは、さっと食べたい

昼食に向いているかもしれません。今日は、ご飯+あん

ではなく、麺+あんにしてみました。

 つゆの中を泳ぐ麺類は、麺をすすることを上手にでき

ない子どもには、食べるのにとても時間がかかる料理です。

でも、今日のようにあんに絡めながら食べられる麺は、

空気を吸わずにむしゃむしゃと食べられるので、食べ

易かったようです。葉物野菜をたっぷり入れて、エキス

ごと麺に絡めて食べている、そんな一品になりました。

 廃棄するつゆも少ないので、環境への罪悪感も少ない

です。慌しい日の昼食に、麺+肉野菜炒めあん、お勧めです!

 

和食でスタート

*10月23日(月)の給食*

・ごはん

・牛乳

・さばのごまみそ焼き

・野菜のうま煮

・だいこんのみそ汁

 

 今日は、魚と煮物でしっかりとたんぱく質が摂れる

和食メニューでした。ごまみそがごはんと合っていた、

魚が口の中でとろけた、みそ汁がおいしかった、煮物が

おいしかった、いろいろな声が届けられ、食べている

様子を想像してあたたかい気持ちになりました。

年齢が上がるにつれて、魚よりも煮物を称賛する声が

多くなりました。魚が食卓に届くまでにもたくさんの

手がかかっていますが、煮物は朝から調理員さんが

洗って切って炒めて煮て、よそってくれた料理です。

すぐ近くにいる人に作ってもらえる幸せがわかる人に

なってほしいと思っています。

ふんわり甘い

*10月20日(金)の給食*

・ツイストパン

・牛乳

・ポテトのミートソース和え

・アーモンドサラダ

・みかん

 

 今年度初登場したツイストパンは、ふんわりしていて

やさしい甘さのパンです。昭和の味わいも漂う、主菜の

ポテトのミートソース和えとよく合い、付けながら食べて

いる様子もありました。

 人気上昇中のアーモンドサラダは、今日の献立の中で

残食率が一番低かったです。おいしさの秘密は、細切り

アーモンドと手作り玉ねぎドレッシングです。

このドレッシングは、根強い人気があります。給食では

アーモンドサラダ、ビーンズサラダなどに使っています

が、生野菜に使ってももちろんおいしいです。のばら祭で

レシピを配布するので、ご家庭でも味わってみてください*

 

しっかり補充、たんぱく質

*10月19日(木)の給食*

・ごはん

・牛乳

・かつおの野菜あんかけ

・昆布豆

・とん汁

 

 マラソン大会の練習が始まっています。しっかりと走るには、

食事をしっかり食べてから臨むことが大切です。朝ごはんが

少なかったり、菓子パンだけだったりすると、持久力が保てず

すぐに疲れてしまい、記録が伸び悩むかもしれません。

 走った後は、使ったエネルギー(炭水化物)と失った筋原線維

の補修(たんぱく質)と、それらを円滑に身体に取り込むために

働いてくれるビタミンとミネラルたちをしっかりと食べましょう。

疲れの回復が早まり、新しい筋肉もついて、記録も伸びると

思います。多くのスポーツ選手には、食事を管理してくれる

専門家がついていることが、食事とスポーツが密接なつながりが

ある証ですね。

 今日の給食は、脂肪が少ない赤身魚と良質な脂質でできている

大豆が主なたんぱく質で、炭水化物に米と芋類、果物はありませんが

根菜と葉物野菜がたっぷりの組み合わせです。

肉を好む子どもが多いですが、お魚の方が身体によい素性の

脂質が多いため、たんぱく質を摂るためでも魚をお勧めします。

 本番まで食事と睡眠に気を付けながら、練習に励んでください!

 

 

麺いろいろ

*10月18日(水)の給食*

・ごはん

・牛乳

・ビーフン入り肉野菜炒め

・根菜ごまキムチ汁

・手作りプリン

 

  汁物には練りごまやキムチが入り、はっきり且つこってり

した味付けだったので、主菜の炒め物はシンプルにしょうゆと

塩こしょうがメインの味付けにしました。細長い麺は、米粉で

できたビーフンです。

 日本では、いろいろな麺類が楽しめます。うどん、そば、

素麺、ラーメン、焼きそば、パスタ、春雨、などなどです。

麺は、穀類の保存食として考えられたのが発端だそうですが、

小麦粉、そば粉、でん粉、米粉など、使う粉によって弾力や

喉ごしが変わりますね。麺を選ぶ際は気分や気候に合わせたり、

自力で作ってみたり、付け合わせの工夫を凝らしたりと、

いろいろな楽しみ方がある食材だと感じています。

 

フライドポテト

*10月17日(火)の給食*

 

・きのこクリームスパゲッティ

・牛乳

・ナッツ入りフライドポテト

・スティックベジタブル

 

 フライドポテトなのに細長いポテトじゃない!と言った子どもは、

いませんでした。どうして細切りじゃないの?と聞いてくれたら、

私は「この切り方の方が、じゃがいもの栄養と味が逃げないよ」

と答えていました。

 きのこの絵を募集したら、人柄が現れるきのこの絵が集まりました。

大宮ろう生まれのきのこのキャラクター、誕生するかも!?

 

生揚げ料理

*10月16日(月)の給食*

・ごはん

・牛乳

・生揚げのみそ煮

・和風サラダ

・なし

 

 お豆腐を揚げて、周りが香ばしくなっている生揚げ。

厚揚げ、ともいいますね。煮ても煮崩れず、豆腐よりも

食べやすいので、給食ではよく煮物に使います。 

 とはいえ、ただ野菜や肉と一緒に煮ると、やはり豆腐の

仲間なので食べる頃には味がぼけてしまうことがあります。

給食は、家庭のようにできたらすぐに食べてもらうことが

できないので、少し工夫しています。給食では、生揚げの

煮物を作るとき、予めしょうゆと砂糖で煮て(下煮して)

おきます。すると、時間が経っても味がぼやけずに保て、

煮崩れも防げるのです!

 ひと手間かけることでおいしく仕上がり、子どもたちに

食べてもらえるなら、と今日も調理員さんたちは作って

いました。下膳の際に手を合わせて挨拶してくれる姿に、

微笑んでいました*

地場産物

*10月13日(金)の給食*

・親子丼

  (麦ごはん)

・牛乳

・じゃがいものみそ汁

・塩昆布和え

 

  近所で育てられた食べ物を買って食べることを、

「地産地消」といいます。生産者にとっては、梱包材や

輸送手段などが軽微になるので経費と手間が少なくなり、

消費者にとっては新鮮なうちに料理でき、双方に利点が

あります。欠点は、市場が狭くなることや種類が少ない

ことでしょうか。

 今日は、みそ汁のじゃがいもは学校のすぐ近くの

農家さんの、親子丼の卵は県内の養鶏場のものです。

無人販売所や小売店内の地場産コーナーは、これから

いろいろな作物がにぎやかに並ぶと思います。里芋、

さつまいも、小松菜、ほうれん草、ねぎ、、 生の

作物から料理をすると時間がかかりますが、おいしい

ものを食べるには手間がかかるもの、と時に気合いを

入れて作りましょう!給食でも、いろいろな料理を

紹介していきたいと思います。