2023年11月の記事一覧
また作ってください*
・ごはん
・牛乳
・生揚げのすき煮
・ひじき入り卵焼き
・ツナみそサラダ
寒い冬は、煮物に限る! 具だくさんの煮物が
胃袋に入ると空腹が満たされ、じわじわと体温も
上がってきて、心も満たされ落ち着く感じがします。
つゆだくの煮物、具入りの卵焼き、さっぱりと
したサラダ、どれかにロックオンされると、
「〇〇がおいしかったです、また作ってください!」
という声が聞こえます。定番の味でほっとした、
ごはんが進んだ、初めて食べた味でもっとたべたい、
いろいろな理由があると思います。
作り手にはとてもうれしい「また作って」の声。
その声は、作ってよかったな、がんばってよかったな
に変換します。明日も明後日も、聞けるといいな^^
洋風給食
・アップルトースト
・牛乳
・彩の国シチュー
・コロコロピクルス
今日はブロッコリー、かぶ、人参、さつまいもの入った
シチューがメインの給食を提供しました。そうです、
埼玉県の得意な農産物は、洋食にも向いているのです。
ヨーロッパ野菜などに力を入れている農家さんもある
ようですが、変わった食べ物は少しハードルが高いと
いうご家庭も、普段野菜で十分おしゃれな食事を作る
ことができます。
給食のシチューは、カレールウと同じく小麦粉を
バターと油で炒めてルゥを作ります。野菜やきのこの
素材の味が引き立って、おいしく食べることができ
ます。料理を教えてくれるのは、料理本だけではない
です。「〇まったさんのクリームシチュー」という
児童書に、楽しく手作りルゥを作る様子が描かれて
います。本やスマホを手に取るように、料理をやって
みましょう!
じゃがいもバーグ
・チャンポン麺
(中華めん)
・牛乳
・手作りゼリーフライ
・小松菜とわかめのサラダ
行田の名物「ゼリーフライ」は、じゃがいもとおからで
作った衣のないコロッケのようなもの。ゼリーフライの
クイズを出すと、ほぼ全問正解! 給食の定番メニューに
なっているようです。
チャンポン麺と言えど、麺はいつもの中華めんで提供
しました。つゆはラードベース、具は豚肉と魚介とたっぷり
野菜にしたので、雰囲気は出ていたかしら?
本場長崎のチャンポン麺、行田のゼリーフライを食べに
行けるようになりました。旅先を決めるのに、食べ物も
重要な要素ですね。旅行に行った際は、ぜひ現地の物を
食べて楽しんでください☆
ヘルシー
・ごはん
・牛乳
・手作りヘルシーバーグ
・ジャーマンポテト
・野菜スープ
今日のメインはハンバーグ。「ヘルシー」が付くと
どんなハンバーグをイメージするのかなと思い、ヘルシーの
イメージを尋ねてみました。
すると、「マラソン」「なわとび」「とりにく」「まめ」
「とうふ」「やさい」「原八分目」、いろいろと出てきました。
野菜の中でも、とりわけブロッコリーがロックオンされて
いました。生活に沿った言葉が出てきますね。
給食のヘルシーバーグは、豆腐が入ったものでした。
ハンバーグがさっぱりしているので、ソースはにんにくが
効いたパンチのある味付けにしました。中身を工夫する、
ソースを工夫する、料理はいろいろと楽しむ要素がある
ので、全部やろうとせず抽出してやると、嫌いにならずに
続くかなと思います。日本の四季を利用して、いろいろな
料理を楽しみましょう!
黄色いにんじん
・わかめごはん
・牛乳
・鶏肉とねぎの甘辛揚げ
・呉汁
・くるみ和え
今日は小学部1~4年生のマラソン大会でした。塩味の
きいたわかめごはんとから揚げを、がんばった末にと考えて
いましたが、今は彩の国月間だと思い直し、から揚げを
ねぎと一緒に絡めたメニューにしてみました。ご家庭では、
お子さんの好物で食卓をうめてください。
呉汁(ごじる)は、挽いた豆、根菜が入ったみそ汁です。
埼玉県北部に伝わる料理で、「子供の頃、大豆をすり鉢で
よくすったわ~」と言う先輩の声も、なかなか聞けない
今日この頃です。
呉汁の中の人参に、オレンジ色ではなく黄色い人参が
混ざっているのを目ざとく見つけた小学生。「幸せの黄色い
人参だよ!」と伝えると、一生懸命食べ始めましたが、
映画のタイトルのもじりとは気付かなかったと思います。
明日もラッキー人参が入っていますように!
使えるものを有効に
・ごはん
・牛乳
・いわしのごまみりん
・だいこんのあつあつ煮
・かき玉汁
・ヨーグルト
今週の給食は、和食で始まりました。一汁三菜の、白い
ごはんとの組み合わせは、落ち着きますね。
やっと大根が出回ってきました。今日の煮物は、大根と
鶏肉と根菜を一緒に煮て、みそ味で仕上げています。
大根をお米のとぎ汁で煮ると、柔らかくなることを知って
いますか?調理員さんの提案で、今朝、お米を洗った際の
とぎ汁を、大根の下茹で時に使用しました。とっても
柔らかい、みそ味の染みた煮物ができ上がりました。
廃棄をできるだけ少なくしよう、という働きは、SDGsの
観点でもありますが、ずっと昔からやっていたことです。
米のとぎ汁を土にまく、大根の根も葉も使う、根菜の
皮を炒め物の具に、柑橘類の皮を磨き粉に、、挙げると
きりがありません。よい行いは、つないでいきたいですね。
つみっこ
・ごはん
・牛乳
・たらのごまみそ焼き
・だいずのいそ煮
・つみっこ
今日は埼玉県北部の郷土料理、「つみっこ」を
提供しました。つみっこはいわゆるすいとんで、
日本各地に似たような小麦粉で作った団子が入った
汁物があります。つみっこの具材に、鶏肉、人参、
大根、蓮根、しめじ、ほうれん草などを使い、
しょうゆ味で仕上げました。小麦粉団子は調理員
さんの手作りです。
寒い一日だったので、つみっこ等の具だくさんの
汁物で暖をとれたら、胃袋も心もあたたまりますね。
冬の魚の代名詞のような鱈(たら)は、みそと
しょうゆと砂糖とすりごまを絡めて焼きました。
ごまは種実類で、小粒でも栄養価の高い食品です。
香ばしい香りが食欲をそそりますし、和食にも
中華にも使えるので、常備するとよい食材です。
吸収率の低いことが懸念されますが、「すりごま」や
「皮むきごま」はそのハードルを下げてくれます。
週末はごまを活躍させた料理を食べて、寒さに
負けない身体を作りましょう!
さといも
・ごはん
・牛乳
・里芋と生揚げのうま煮
・小いわしの狭山茶フライ
・ごま酢和え
今日は、里芋を使った煮物をメインにした和食の
給食でした。里芋は、埼玉県の出荷量が全国で一位の
作物で、古くから栽培されてきました。この煮物の
里芋は、本校の近くの農家さんが育ててくれたもの
です。
生の里芋の皮をむくと独特のぬめりがあり、皮膚に
触れるとかゆくなる人もいますが、このぬめりは
腸を元気にしてくれる成分がたくさんあります。
下処理がたいへんだからと食べるのを諦めると、損を
します!そこで、簡単皮むきの方法をお知らせします。
ある程度泥を洗ったら、端を切り落として水の中に
入れ、そのままゆで、沸騰したら火を止めて、触れる
温度になったら皮をはがすようにむくことができ、
かゆくもなりません。皮むき里芋を入手するのも、
生ごみが出ないのでよい案です。
寒さに負けない身体づくりに、睡眠(休息)と
運動は欠かせませんが、食事も三本柱の一つです。
先日の寄宿舎の学習会で、「腸を元気にすることが
免疫力を高める秘訣だよ」と伝えました。里芋を
食べて腸を元気にし、食べ物の吸収効率を上げたり
善玉菌を増やしたりしましょう!
手作りのよさ
・セルフコロッケバーガー
(セサミバーンズ・手作り
コロッケ・キャベツ)
・牛乳
・白菜スープ
・スパゲッティサラダ
今月の自分ではさむ給食は、ごま入りのパンに手作り
コロッケとキャベツをはさむ「コロッケバーガー」に
しました。しかも給食室でじゃが芋を洗うところから
作るコロッケとなれば、調理員さんたちは俄然張り切り
ます。今朝は寒い朝でしたが、厨房は朝から気合いの
熱気に満ちていました。
市販のコロッケは、輸送中に形が崩れないように衣を
厚くし、中身が崩れないように硬めに作っています。
給食室で作るコロッケは、厨房から教室までワゴンか
徒歩で運ぶため、製品を維持するための加工材は不要
です。一口かじった瞬間、外はカリッで中はふわっと
したコロッケに出会いたければ、作るしかないなと
しみじみと感じました。調理員さん、ありがとう!!
ひとひねり
・こりこりそぼろ丼
(麦ごはん)
・牛乳
・けんちん汁
・即席漬け
・秋のフルーツジュレ
鶏ひき肉を油で炒めて、砂糖と醤油で味をつける
そぼろごはんは、万人の知る食事の一つかなと思い
ます。そこで、今日の給食は普通のそぼろに「給食
らしさ」を加えてみました。
鶏ひき肉と一緒に野菜を刻んで入れたら、野菜が
苦手な人も気にせずに食べられ、野菜の摂取量も
増えるぞ! ついでに豆も一緒に刻んで入れたら、
たんぱく質も食物繊維もカルシウムも増えるぞ!
こんな風に、ストレートだけで押さずに変化球を
混ぜながらストライクを取りに行く給食を考えて
います。もちろん、目指すところは子どもたちの
「おいしい!」を出会いを通して幸せを増やし、
健康な食習慣を身に付けること。
届きますように!!